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ソツギョーシキ関係の日記を書こうと思ったのですが、その中のエピソードで一つ、先に考えがまとまったものがあるので、まずそれについて書きます。

式のあとの祝賀会で、ソツギョータンニンのスキンヘッダー1号氏からの出し物として、各キョーショクインの子ども時代の写真を提示し、誰なのかセートに当ててもらうクイズをやったのです。
正解が出たとこで、写真を提供したショクインからソツギョーセーにメッセージ、という企画です。

ワタクシの写真は幼稚園時代のものでした。
過去の職場でも、似たような企画があると必ず

「誰?」
「え? 幾狭センセー?」
「え~っ?! どこで入れ替わったんだ?

というリアクションがいただけました。

ちなみに実の母から、

「匠が子どもの頃は、いったいどんな美人に育つんだろうと思ってたのに。詐欺だ。」

と言われたことがあります。
ウチの母は基本的に天使というか女神というか観音というかそういう方なんですが、ときどき悪気なく天然で毒舌です。

そんな写真を披露した後ですし、ガクネン所属キョーインとしてここ数日のガッカツやら何やらでソツギョーセーに向けての餞的な言葉は何度も言っていましたんで、クイズ後のコメントは以下のような内容にしました。

「ワタクシ、生涯で男性からプロポーズされたことが4回あります。
4回とも幼稚園時代のことでした。
そんなわけで、幼稚園の頃の将来の夢はオヨメサンだったりもしたのですが、
小学校にあがりますと現在のノリに近くなりまして、大人になっても結婚はせずに、自分の好きなように生きよう、
と思うようになりました。
当時は男女雇用機会均等法など無く、一般企業だと男女で給料の差があって当たり前、女子の定年は25歳とかいう企業もあったようです。
ですから、当時から既に男女で給料も定年も同じキョーインになろう、と考えました。
そして現在、当時の人生設計通りの順風満帆の人生を歩んでおり、
おかげさまで皆との素晴らしい出会いもありました。
今までいろんなセンセイがコメントしたように、人は一人では生きていけないし、友達や仲間は大事です。
生涯の伴侶を見つけて共に歩めたら幸せでしょう。
それはそれとして皆には、一人でも立っていられる人であってほしいと思います。」

最後の結論部分は、けっこう前から何かの形で伝えたいなぁ、と思っていたことでした。
(まさか自分の人生設計についての話とセットになるとは思ってませんでしたが。)
(っていうか、ほぼ即興で立板に水式に演説ぶてる自分にビビったww)
というのは近年、仲間を大切に、ということばかり強調されているような気がしていたのです。
とか書くと誤解されそうですが。
もちろん仲間と支え合って生きることは非常に大切なことなんだけど、個々の人間がそれぞれ自立することも同じくらい大切なはずなのに、バランス悪く前者ばっかり重要視されているように感じられる、と言えば伝わりますでしょうか。

写真のインパクトもあって、セイトたちはこっちの方を向いてけっこうしっかり話を聞いてくれたように思います。

で。

次の写真のセンセイののコメントが、

「幾狭センセイの直後なんで非常に言いにくいのですが、この写真は僕の結婚式のときに使ったものです。」

で始まって、笑いをとってくれまして、

なんというか、ああ話した後にそうくるのかよ、と思うとちょっと疲れました。

コーディネーター嬢(仮名・46歳独身)がそのコメントした同僚と同じガクネン所属だった頃、

「あのセンセイは、何かというといちいち『僕も自分の子どもを持ってみてはじめてそのことがわかりました。』『子どもを持ってみないとわからないことってありますよね。』と言うのが不愉快。なぜわざわざあたしの前で言う?」

と、ワタクシにこぼしたことがあったのですが、件の同僚はそういう方です。

ちなみにそのときは、ワタクシが
「自分で子ども持ってみないとわからない人は、子ども持ってみたらいいんでない?」
と即答したら、コーディネーター嬢に大ウケしまして、
「幾狭さんのおかげでなんかスッキリした~」
って言われました。

こういうの、ひとつふたつ例示しても、「そんなことくらいが気になるの?」と思われるかと思いますが、
ひとつふたつでなくて常にそんな感じだから疲れるのですよ。塵も積もればなんとやら。
んでもって、そのセンセイだけの話ではなくて、ヨノナカ全体の雰囲気がこんな感じというのも。

前述のワタクシの母も、なるべくならワタクシに結婚してほしかったようで、三十路の頃に

「お前みたいなワガママな者が、結婚もしないで自分の好きなように生活してたら人間的に成長しない。」

みたいな説教をされたことがあります。
まあ、そのとおりなんでしょうけど、別に人生を修行の場みたいな感じで送っていくつもりはないので、あまり効果的な説教ではありませんでした。
ヨノナカには我が子の顔を見るたびに「結婚しろ」というような親もいるようなんで、そーゆーのに比べたらウチの親はうるさくなかった方だとは思いますが。
そして、その後も変わりなくワタクシが人生を楽しんでいる様子なので、もうこれは後で結婚しなかったことを後悔することはなさそうだと思ったのか、現在の母は

「匠がその方が幸せならそういう生き方でいい。ただ、一人だと病気のときとか心細いから体に気をつけなさい。」

というスタンスで接してくれます。
こないだなんか、地下鉄の中で例の『結婚できない人をゼロに』っていう広告を見かけたそうで、

「結婚するかしないかなんてそれぞれの人の決めることだろうに、なんなんだアレは、バカにしてる!!」

って激怒してました。
いや、母は基本天使か女神か観音みたいな人なんですけどね。たまに鬼子母神かもと思うことがあります。

また、かつて、ぴよ(ワタクシと同い年・二児の母)が、ワタクシが独身男性の誰々と意気投合してた(※ヲタ同士がヲタ話してるとそのように見えるらしい)とか、誰々と飲みに行ったとか、そういう類の話を聞くと、すぐ

「つきあってみたら?」
「結婚しちゃえば?」

的な発言をしてたことがあったのですが、あるとき

「なんでそう結婚させたがるの?」

と尋ねてみたところ、

「幾狭に幸せになってほしいんだよ~(T_T)」

と返ってきてびっくりしたことがあります。

「え~と、ワタクシは現状で既に幸せなんですが。結婚というものをするつもりはないし。」

と答えたら、こんどはぴよの方が

「え~~~っ! そうなの?!」

と、びっくりしてました。

友達になってからの人生の方が長いような友達でも、新たな発見というものがあるもんだなぁ、と思いました。

その会話の後、ぴよはワタクシに対して「結婚したら」みたいなことは一切言わなくなりました。

このように、わりと近しい人というのは、ワタクシが結婚しないことを自分で選んだし、それで幸せであることを納得してくれれば、結婚するべきみたいなことや、結婚できない人を下に見るようなことは言わなくなるのですが、
あまりカンケーない人の中には、このまんまでワタクシは幸せなんだけどと何度言ってもわからない人がけっこういます。
まあそうだよね、その人にとっちゃワタクシが幸せかどうかなんて興味ないだろうから言われてもすぐ忘れるだろうしそもそも理解できないだろうし、それよりは結婚できないことについての定型のギャグにしちゃった方が面白いんだろうね。

つらつら考えてるうちに、なんでこう何回も自分は独身だが幸せだということを言わなければならないんだろう? と思いまして。

「じつは幸せではないので、自己暗示のために自分は幸せだと言い聞かせている」

という仮説をたてて検証してみたんですが。

ワタクシが

「1人で幸せに生きてますよ。」

と言う場合の9割は、

「あなたは結婚できなくてかわいそう」とか

「あなたはいい人だからいつか結婚できますよ」とか

「あなたにいい出会いがあるといいですね」

などといった発言に対する答えとして言っていましたので、
自己暗示のために言っている可能性は低いんじゃないかと思います。

で、件の同僚などが、どうしてもワタクシが結婚できなくて不幸だという方向に話を持って行きたがるのか、
ということについてもつらつら考えましたところ。

もしかして、「結婚できないと不幸だ」という観念が覆されると、「結婚できた自分は幸せだ」と思えなくなってしまう?

本人に確認でき(るようなことでは)ないので検証はできませんが、辻褄は合うような気がします。

現在の結婚生活が必ずしも幸せでないけど「結婚できないやつよりマシ」だと思っていたら、
その結婚できないやつが「いや~、好き勝手できて楽しいっすよ~」とか言ってたら、全力で否定したくなるんじゃないか?

そーいえば、結婚したことが実際幸せにつながってるように見受けられる人って、1回くらいは
「いい人が見つかって幸せになれるといいね」
みたいなことを言ってきたとしても
「ワタクシはこのままで幸せだよ」
って説明したら、たいていは
「そうなんだ」
で終わるような気がする。

ワタクシも、仲のいい夫婦のエピソードとかはけっこう聞いてて楽しくなることが多いし、同じ趣味で一緒に活動してる夫婦を見かけると
「こういう感じだったら、結婚しても楽しそうだなぁ」
と思うんだけど、もし自分が結婚してないことを不幸に感じてたらむしろ
「リア充爆発しろ」
って思うんじゃないだろうか。

「~気がする」「~じゃないだろうか」以上のことは言えんけど、
とりあえずそういうことにしておきます。

結婚なさった方々もみんな、それぞれの伴侶と幸せになれるといいですね。
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