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8月10日(日)、自転車旅行3日目、礼文島に上陸して最初の朝です。

以前に礼文島に来たときは稚内泊りで島は日帰りでしたんで、自転車で行ける道はだいたい行ってみたのですが(だからこの前日に通った道も自転車で走ったことはあったのに、どんな道だかすっかり忘れてました……orz)、徒歩しかできない西海岸の道に行ってみる時間は無かったのです。
そんなわけで、今回この島に3泊することにしていたのは、なにがなんでも「西海岸8時間コース」、一名「愛とロマンの8時間コース」を歩いてみるためでした。
もし天候に恵まれなかったとしても、3泊もすれば1日くらいは晴れた日もあるだろう、ということだったのですが、これが大当たり。
台風が近づいているとのことで、天気がいいのは1日目のこの日だけになりそうだったのです。

「8時間コース」とは言われているものの、実際には8時間で踏破できるのはよほど健脚の人というか、登山に慣れてる人で、普通の人が歩くと10~11時間くらいかかる、というような噂を聞いておりました。
ワタクシは歳のわりには健脚な方かとは思いますが、この春に膝半月板痛が再発しておりますので、油断はできません。
まあ10時間くらいはみておく必要があるかと思われます。
かなり朝早く出発しなければならんと思って、この日は宿の朝食を予約しておりません。

はりきって早起きして、はたと気づきました。
この日は日曜日。
朝食や昼弁当を買おうにも、開いている店がありません。
宿の売店はいわゆるお土産しか置いていません。かろうじて水は自販機で買えましたが。
ここ船泊でこの状態ですから、西海岸コーススタート地点のスコトン岬に「日曜の朝早く開いている食料品店」があることを期待するのは大博打です。
かくじつに開いているであろう島内唯一のコンビニ・セイコーマート香深井店まで13kmくらい。
スコトン岬とは逆方向です。

朝からなにも食わずに10時間は歩けません。

っていうか、ワタクシけっこうハンガーノックになりやすいのです。
朝食抜きで山道歩いたりしたら、あっとゆーまに餓鬼憑き状態になります。

バス時刻表を見ると、セイコーマートに行って折り返してきて、その先のスコトン岬のバス停で降りるとしたら、出発は11時近くになるかと思われます。するとゴールは20時過ぎになってしまうでしょう。帰りのバスはありません。
バスを待たずに自転車でセイコーマートに行ってきたとしても、9時出発くらいにはなってしまうでしょうか。
それ以上に、山道を10時間歩く直前に自転車で26km走るとか、できたら避けたいです。
前日、宿へ向かう途中にセイコーマートに立ち寄らなかったことが、ものすごく悔やまれます。(←伏線回収)

ここでちょっと、悪魔のささやきに耳を傾けてしまいました。

西海岸コース、どのパンフレットを見ても、「スコトン岬スタート・香深井ゴール」になっていますが、
香深井のセイコーマートで食料を買い込んで、香深井側からスコトン岬に向かってコースを逆に歩いていったらどうだろう?
スタートもじゃっかん早くなるし、ゴール地点が宿に近くなるからバスがなくなってもなんとかなる率が高くなります。

考え込んでいても、時間が経ってさらに出発が遅れるだけです。
とにかく、予定のスコトン岬行きのバスとは逆方向の、香深行きのバスに乗り、まずは香深井のセイコーマートの最寄りバス停で降りました。
朝食におにぎり、昼食にパン、非常用にカロリーメイトなど買い込んで、海を眺めつつおにぎりを食しました。

折り返しのバスは、しばらく来ません。タクシー会社に電話してみます。
まず、検索で最初にでてきたタクシー会社にかけてみたところ、

「そこどこ? 香深井? こっち船泊だからそこまで行くのに時間かかるよ。香深の○○タクシーにした方が早いよ。」

……ライバル会社を案内されてしまいました。ありがとうございます(棒読み)。

香深の○○タクシーさんは、すぐに来てくれました。
そして、運転手さんに質問(むしろこれが目的)。

「西海岸コースに行きたいので、ここから近い香深井口までお願いしたいのですが、どのパンフレットもスコトン岬がスタートって書いてあります。もし、逆向きに歩くのになにか危険なことがあるならスコトン岬まで乗せてもらおうと思います。いかがでしょうか?」

運転手さん、答えていわく。

「いやぁ、ほとんどの人が香深に宿をとってバスでスコトン岬まで行って、そこから歩いて香深井まで来てバスで香深まで戻るからでないかい? 危険とかそういうのではないと思うよ。」

よ……よかった……スコトン岬までだったらタクシー代が数千円になるはずだったのです。(←ばくち打ち)
そして、ゴール地点が宿から近いからという理由で皆さん香深井をゴールにしてるんでしたら、船泊に宿をとってるワタクシはスコトン岬をゴールにした方が良さそうですよ。

というわけで西海岸8時間コース、香深井側から歩き始めることにしました。

20140810_01礼文島西海岸

ツイッターによると、スタートが9:30です。

そして、ここからこの西海岸8時間コースを歩いている間ずっと、ツイッターは使えませんでした。
ツイッターをメモがわりにする目論見は外れましたので、ここからは写真の日付に入っている時刻がたよりです。
写真だけだと地名がわかりませんので、これから西海岸コースを歩いてみるために参考サイトを検索してここにたどりついた方にはまったく役に立たない記録となります。たいへん申し訳ありません。
あと、2014年8月現在では、グーグルマップも使えませんでしたよ。(※いろいろ敗因)

香深井側から入ると、しばらくは「礼文林道」という山道を歩くことになります。(通常はゴール近くにここを歩くわけですが。)
虫除け必須ですが、涼しくて爽やかなところです。

20140810_02礼文島西海岸 20140810_03礼文島西海岸 20140810_04礼文島西海岸

礼文林道を歩き始めてちょっと経ったころ、1枚の案内看板が目に入りました。
うろ覚えですが、だいたい以下のような内容でした。

「西海岸8時間コースは、スコトン岬側からスタートしてください。
香深井側からは案内表示等の整備が充分ではなく、危険です。」


運ちゃんっ! ○○タクシーの運ちゃんっ!!

……と、他人のせいにしても仕方がありません。
観光ガイドの1冊も買わず、フェリーターミナルでgetしたリーフレットと、宿の方にいただいた地図(いずれも無料)だけで出発したワタクシのリサーチ不足でした。(書きおこしてみると、つくづく色々とナメてる自分にあらためて気づきますね。)
通常の人間でしたら、案内板が不十分でも地図を見てなんとかできるかもしれませんが、ワタクシは不治の方向音痴です。なんとかなりません。
しかし、今から引き返してスコトン岬に向かうわけにもいきませんので、もう、このまま歩きます。

20140810_09礼文島西海岸

礼文島といえば「花の浮島」と言われるとおり、緯度が高いから平地で高山植物が見られることで有名です。
林道にもそれらしき地味なかわいらしい植物がたくさん咲いていました。
お花の好きな母に見せたら喜ぶかと、写真に撮りまくりました。不勉強なんで、名前はわかりません。

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景色も素晴らしいです。

20140810_06礼文島西海岸
これが、この日撮った中で一番、空が青く映っている1枚です。
惜しむらくはスマホ不慣れなため、左端に微妙に自分の指が写りこんでしまっています。

20140810_10礼文島西海岸 20140810_23礼文島西海岸
落石注意・頭上注意表示。たくさん見かけました。気を付けましょう。

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山道を歩きながらも、ときおり行く手に海が見えるのが嬉しいです。
なにしろ西「海岸」コースですから、海が見えてほしいです。
(以前はコースのゴールがもっと南の元地海岸だったような話も聞いたような気がしないでもないのですが、現在は礼文林道がゴールになっているようです。)

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で、たぶんこのあたりで、後ろから来た人に追い越されています。
おお、コースを通常と逆にたどっている人が、自分以外にもいた!! と思ったのですが、
その方、涼しい表情のまま、けっこうなハイペースでスタスタ歩いて行かれました。
おしゃれな山歩きファッションの、若い女性の単独行でした。
おしゃれと言っても、「山歩きしたことないけどそれっぽい格好でキメてみました」みたいなおしゃれでなくて、「ふだんから山歩きしてる人が実用性で選んだけどセンスも良い」という感じの自然なファッションです。
要するに、登山の経験値高くてこのコースも何度も歩いているように見受けられる方だったのです。

教訓1:このコースを逆行する方は、たぶんリピーター…………orz

20140810_30礼文島西海岸

それから間もなく、海岸にでました。
たぶん、「ウエンナイ」というところです。
順路で8時間コースを巡ってきた人々向けの表示が、これ以降は海岸ではなく礼文林道へ向かうよう案内しています。
写真のデータによれば、この案内表示を見たのが11:00頃のことです。
無人の休憩所があったので、トイレを借りました。

このあたりで、また後ろから来た人に追い越されています。
若い白人女性数名のグループで、にぎやかにおしゃべりしながらスタスタと歩いて行かれました。

教訓2:このコースを逆行するリピーター以外の方は、グループでどうぞ…………orz

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そして歩き始めた海岸線なんですが、やたらめったら石が……いえいえ、岩がゴロゴロしています。
歩きにくいことこのうえない。
というか、岩によじ登り、次の岩が近ければ飛び移り、遠ければ一旦這い降りて再びよじ登り、ほんとにここがコースですか? と何者かに問いかけたくなる道なき道です。
しかし、右手はそびえる崖、左手は海。その岩がゴロゴロのところを歩くしかありません。

冒険心を満たしてくれるという点では非常に優秀なコースだと思いますが、いかんせん、おばちゃん膝が不安なんだよなぁ……。
普段なら大喜びで飛び跳ねていくところですが、ここで着地に失敗して膝がいっちゃって動けなくなったら、ヘリでも出してもらわない限り脱出不可能な感じ、それ以前にケータイ通じなさそうだから助けも呼べなさげ(まあ、順路を歩いてる人に発見されるだろうから白骨化とかはしないと思うけど)なので、かなり慎重に進みました。
さきほどスタスタとわたくしを追い抜いて行った白人女性グループも行きあぐねているのか、それほど大きく引き離していきません。

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だいたい12:00くらいに、「昼だ」という理由で腹もへってないのに昼食。
おそらく、とにかく休みたかったためと思われます。
岩に腰掛けて、セイコーマートで買ったパンを食べました。
さぞかし腹が減るだろうとパン4つくらい買ってあったんですが、あまり食欲がなくて2つしか食ってません。
その後もコースを歩いている間、塩分補給に塩飴を少々食べた他は補食もとっておりません。
運動すればしただけ腹が減るワタクシをして食欲を忘れさせる疲労度。
おそるべしッ、8時間コース!

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岩がゴロゴロの道を通り過ぎると、なんとなくビーチっぽい綺麗な海岸に出ました。
これは歩きやすい。

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と、思いきや、なんか行き止まりっぽいところに出てしまいました。

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左手は海。

20140810_55礼文島西海岸
前方は岩壁。

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右手は川。……ってか、滝?

手元の地図(宿でもらった無料のやつ)によると、アマナという地点に「急坂注意」と書いてありましたので、あの壁のことかもしれません。とりあえず前に進みます。
年代物のペットボトルが点々と落ちていて、かつてこの道を通りし人あり。
お行儀悪いけど道しるべにはなってるよなぁ、と思いつつ、また「岩がゴロゴロ」が激しくなっていく道なき道を進みました。

20140810_57礼文島西海岸 20140810_56礼文島西海岸

そして、壁にしか見えないけど「これは坂!」と北島マヤ風に自己催眠をかけてよじ登りました。

……坂にしては垂直です。
これは登山というよりは、ロッククライミングです。
ヘルメットもなしにスニーカーと素手でロッククライミングしてしまいました。危険きわまりない。
そして、てっぺんまで登って向こう側を見下ろすと……

20140810_オマケ礼文島西海岸

やっぱり壁でした。

これは違う。ぜったいこの道じゃない。ってか、これ、道じゃない。
お行儀の悪い道しるべは、しょせんお行儀の悪い道しるべです。あてになりません。
今登ってきた壁を後ろ向きに這い降りて、元の場所に戻りました。

そして、右手の川の方に進むと……

20140810_58礼文島西海岸

橋あるし!!

なにやってんだよ俺!
しなくていいロッククライミングをしてしまいましたよ。疲れきってるのに。

橋を渡って道を登っていくと、順路をたどってきた人向けの道しるべが、今ワタクシが通ってきた道へ進むように指示しています。
これが例の
「西海岸8時間コースは、スコトン岬側からスタートしてください。
香深井側からは案内表示等の整備が充分ではなく、危険です。」
という表示の喚起していた事態ってわけです。やれやれ。

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そして行き着いた先が……

20140810_65礼文島西海岸

壁。

いやあの、さっきロッククライミングしてみた壁は数メートルでしたが、こちらは数十メートルありそうです。
こっちか?! こっちが「急坂注意」って書いてあった、噂の「アマナ」なのか?! まさか!
しかしこちらは、よく見るとかすかに九十九折の道らしきものがついていて、輪っかにロープを通した金属製のペグが道に沿って刺してあります。
こちらに進む、で正解のようです。
というか、順路で来てたら、さんざん歩いて疲れたところでこの壁を降りてたわけかい?!
登るのより降りる方が怖いんでないかい?!

とか言いつつ、這うようにして登りました。
怖かったです。
いったいワタクシは何をやっているんだろうという感じでしたが、ただ、

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景色は恐ろしく綺麗でした……。

20140810_66礼文島西海岸
登るより降りるのが怖い所以。来し方を見下ろした写真の方が、より「壁」な感じです。

20140810_67礼文島西海岸 20140810_68礼文島西海岸
てっぺんに立ち入り禁止の危険区域あり。この写真のデータによれば、これが13:00ちょっと前くらいです。

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壁を登ったら、次は藪こぎでした。
既になにも怖くなくなっていて、無感覚のゾンビ状態で薮をこいでいきます。

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このあたりで、順路を来た人達とスレ違いました。お互いにゾンビ状態でアイサツをかわします。
こっちが微妙に下りですので、道を譲りますと小学生などがきちんとお礼を言って通っていきます。
よりゾンビなワタクシと同年代のオバチャンも、よれよれとお礼を言っていきます。
平常運行でにこやかに歩いている壮年の男性は、おそらくアウトドアガイドの方と思われます。この一家で唯一おとーさんに登山趣味があって休日に家族を連れてきている、という可能性がないわけではないですが、なんとなくプロっぽい感じがしました。

そのグループとは別の単独らしき初老のアウトドア紳士が、逆行してきたワタクシに驚いて声をかけてきました。

紳士「そちらから来たんですか?! 香深井の方から入って?」
ワタクシ「はい。逆コースになってしまいました。」

二言三言、会話をかわした後、ワタクシは気になっていたことを尋ねるべく、前振りの質問をしました。

ワタクシ「このコースは、何回目ですか?」
紳士「3回目です。」

しめた! やっぱりリピーターだ!

ワタクシ「あの、この先って、今通ってきたような……」
紳士「すごい急坂はありません。今通ってきたアマナが、最大の難所ですよ。」
ワタクシ「良かった~! さっきみたいなところがまたあって、今度は下れ、とか言われたらどうしようかと……」
紳士「安心してください。あとは距離はありますけど、大丈夫ですよ。」
ワタクシ「ありがとうございます~。」

最大の懸案事項が解決し、安心してゾンビの歩みを進めます。

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しかし、過去に這松の繁る斜面を藪こぎをしたことはあるのですが、そのときはとりあえず足元の平坦なところででした。
ここのように、足元が見えなくて片側が崖になってる細い道を藪こぎで進んだのははじめてでした。
まあ、さきほどの壁登りと比べてしまうので、別に怖くはなかったですが。

藪こぎを終えて、平坦な道にでたのが16:00前くらいかと思われます。
あとはもう、ほんとに距離との闘いを淡々と戦い抜く感じでした。

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写真も、風景とともに「おお、もうアマナから6キロ近く歩いたんか~!」などと感慨にふけりつつ案内表示を撮ることも多くなってきました。

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そして、その案内表示を読み間違えまして、西上泊の分岐点から岬を回らずにショートカットしてしまい、
ふと気づくと船泊湾のまんなかの、浜中に出てしまったのでした。

20140810_94礼文島西海岸

舗装道路に出て、なんか違うと気づいたときには、引き返して岬の方への山道に向かうには遅すぎる時刻になっていました。
このときは、「8時間コースを踏破できないで出てきちゃった」感があったんですが、
後から「8時間コースのスタート地点は何箇所かあって、(スコトン岬が一般的みたいではあれども)浜中スタートというのがなきにしもあらず」らしいと知りましたので、
これは一応「踏破した」ことになる……のかな?
まあ、とりあえず8時間歩いたからいいや。

記念すべき踏破終了時刻は、ここにきてやっと繋がるようになったツイッターにメモしてありました。

17:20、「愛とロマンの8時間コース」単独逆行 完了(かもしれない)。

きっとワタクシの人生も、ずっとこんな感じでしょう。

でも、次の機会にはスコトン岬まで歩きますよ。(←再挑戦も逆行するつもりらしい。)


さて、このあと2kmくらい歩いて浜中バス停に到着したとき、
次のバスまで45分待つか、さらに2km宿まで歩くか、という選択を迫られまして、
反射的にタクシー会社に電話してしまいました。
朝電話したときに「香深井は遠くて時間がかかるから」と香深のタクシー会社を紹介してくれた、例のタクシー会社です。
こんどは船泊地区で、すぐ近くだから来てくれるだろうとふんで電話したわけなのですが、
朝、件の電話を応対してくれたおじさんがこのときも出まして、
結論を言いますと、また断られました。

「すぐ近くじゃない。歩いたらいいっしょ。」

だそうです。

「今8時間歩いてきたところなんで、もう歩きたくないです。」

と言いましたら、

「じゃあ行くわ。もう店しめたんだけどね。」

とのことでしたんで、

「あ、閉店でしたか。それならいいです。」

と言って電話を切りました。
勤務終了した労働者を遊びの用事で引っ張り出すのもなんですので。

それから25分くらい歩いたら宿の前まで来られましたんで、確かに近かったですよ。
タクシー呼ぶほどの距離じゃなかったです。
歩いて勢いがつきましたので、どこかの店に寄って夕食をとってから帰ろうと思い、宿を通り過ぎてそのまま商店街まで歩きました。

途中、件のタクシー会社の前を通りかかりましたら、
「いつでもどこでも」
って看板が立ってまして、さすがにこのキャッチコピーには笑わせていただきました。

なんとか明かりのついているラーメン屋さんを発見して入りましたところ、
まさに店じまいするところでした……orz

19:00頃、いろいろ諦めて船泊の港まで歩いて、きれいな夕焼けを眺めましたよ。

20140810_95礼文島西海岸

宿に帰って、リュックの中で潰れてたパン2つ(※昼食の残り)を引っ張り出して夕食にしました。
8時間コース歩いたし、温泉に入って自販機のビールで幸せになれたし、結果オーライです。

~続く~
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