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やっと「初回視聴して批判してて、最終回でも釈然としない」的な意見がニュース記事で取り上げられましたか。
今まで「初回見て批判してたけど良いドラマだったから撤回したい」「最初から擁護してて、やっぱり良いドラマだったじゃんクレーマーざまみろ」的な意見ばかりとりあげられてた感があったので、ニュース記事を発信する側全体のバイアスを疑ってました。


「明日ママ」最終回に疑問の声……「『最後まで見て』とはなんだったのか」


あのラストで、「感動しました」っていう感想ならともかく、「良い物語だった」という意見には眩暈がします。
映像作品の場合、心を動かす要素には、ストーリーだけでなくて役者さんの演技とか絵としての美しさとか、あるいは視聴者が求めているもの(見ている人にとって感情移入できる何か)とか、そういったものが重要なので、あれを見て感動する人がいるのはわかります。自分は感動できなくても。
でも、物語自体を評価するなら、そういったものをちょっと脇に置いて冷静に筋だけ追ってみることが必要です。

あれが物語として優れているとは思えません。

病んだ大人の面倒を子どもに見させるのが、まっとうな大人のすることかどうか、最初からわかりきってることです。

まず、現実的な話をすれば、どういう状況で会っているか把握した段階で、施設と学校が連絡取り合って、主人公を担任の家に出入りさせないようにすると思います。そうならないとしたら、よほど怠慢な施設と学校だと思います。

ドラマ向けにわかりやすくするために事務的なあたりを端折るとしても、施設長が個人的にそういう措置をとろうとするのが自然だと思います。すくなくとも「施設長が子どものためを思っている人」という設定でしたら。

それをあそこまで引っ張って、一度は担任夫妻に主人公を引き取らせるつもりになっている。

主人公にクライシスを作るための無理矢理の展開です。


このドラマについては以前にも日記に書いているので、繰り返しになりますが、
実の親から捨てられるという状況を想像して感傷に浸りたいなら、児童養護施設という実在するものから都合のいいところだけつまみ食いするような設定の借用のしかたをして実在する子どもたちや関係者に迷惑をかけるような作り方をしないでほしいし、
社会的な問題として取り上げたいなら、きちんと取材したり調べたりして、現実の子ともたちの悩みや児童養護施設の抱える問題に即した内容にするべきだ、
と感じています。

このドラマは、善意で解釈しても中途半端ですし、悪意で解釈するなら本来は前者でありながら後者を装ってあざとく話題性を作っているという印象を持っています。


この程度のドラマが「親から虐待される子どもたちや児童養護施設の存在に世間の関心を向けさせた」のだったとしたら、
世間があまりにも無関心だったことを反省すべきです。(自戒含む)
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