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最初の2話くらいまで見たあたりで、イラついて感想を日記に書いてしまったため、わけわかんないギム感でなんとなく最後まで見ないとなんない気分になってネット配信で見続けてしまった某ドラマでしたが、「方針の変更が反映される回」とおぼしき第8回を視聴した感想は

「クレーム→書き直しで気分を害した脚本家が不貞腐れてわざとめちゃくちゃな展開に書き直したんだろうな……。」

だったんですが。


『明日ママ』最終回目前で“号泣”祭り!? 「初回の酷評を撤回したい」「クレーム団体は反省しろ」の声も

……評判いいんですか?
(いや、こういう記事って、筆者にとって都合のいい声をひろいあげて書きたい結論に持っていくもんなんだろうけどさ。)

たとえ学芸会のしょぼい演劇でも子どもが熱演してたらたいていの大人は感動するもんで、ましてや選び抜かれて厳しいレッスンを積んでいるプロの子役が全身全霊で演じているわけでしょうから、それに持って行かれている人は多そうな気がします。
そういう役者さんの演技も含めて総合的に鑑賞するものとはいえ、ストーリーだけとりあげてみれば学芸会の演劇以下だと思うなぁ。

いや、別にストーリーと演技に分けて考える必要があるわけではないので、子役の演技に感動して号泣するのは別におかしいとは思わないのですが。
ただ、この回を見て、「ドラマに批判的な人に対して勝ち誇っているような人」は謎だなぁ。

以前に書いた感想は自分の身元とかを特定できそうな要素もあるので、カギつきでupしていたのですが、要約すると、

このドラマは、「図太くてちょっとダーティなところもあるけど、それは過酷な運命から身を守るための武装で、本当は仲間のために体をはって闘える優しさと強さを持った、たくましくてカッコイイ少女ヒーロー」を描くところをめざし、そのための都合の良い背景として児童養護施設というイメージを利用しているように思える。
実際に児童養護施設に在籍している子どもたちや勤務している職員や里親をなさっている方たちを比較的身近に見ている人間としては、このドラマにリアルさを感じない。
リアルさをめざさず、感傷にひたれて刺激的なストーリーにするのは、それはそれでアリだと思うが、それなら「現在」「現実に」存在していてなおかつ実状を多少なりとも目にしている人の少ない「児童養護施設」を舞台にして「現代の社会に対する問題提起」を装うべきではないと思う。
もし本当に問題提起をめざすのであれば、しっかり関連する資料を閲覧したりきちんと取材をしたりして、フィクションであっても現実の子どもたちや関係者の抱えている悩みや問題に即した内容にしてほしいと思う。
子役は熱演しているだけに、ストーリーが残念だ。
1話目で里親のところから逃げ帰ってきた子どもが、里親が迎えにきたときに施設長の背中に隠れる描写を見て「実はこの施設長がイイ人でしたオチじゃあるまいな」と思ったのだが、
2話目で施設長が、自分が捨てさせたはずの「ママの匂いがするシャンプ―の空き瓶」を自分で拾ってくる展開を見て眩暈がした。

という感じのものでした。(って要約だけで既に充分長いですが……)

おそらく路線変更したであろう8話目まで見ても印象変わらず。
むしろなんというか、たとえば批判的な感想を述べている職員の方たちに対して、
「要する自分たちをイイ人に描いてほしいんだろ。」
的な雑な直しをいれているようにしか見えません。

いやまあ、もともと路線変更する前から(それとも本当はしてないのかな?)「実はこの施設の職員の人たち、イイ人だったんです。」にするつもりではあったんでしょうけど、
脚本を書いた方の考える「イイ人」って、
「本当にその子どものことを愛してくれる里親のもとに行くためには、かわいいペットのように媚を売る練習が必要だと考えるような人」なんでしょうか。

リアルではないと言いながら、どのへんでそうと感じるのか具体例をまったく書かないのもアレなので、一応ひとつあげておきます。
ワタクシの見ている狭い範囲ではありますが、色々な立場の方の数多くの感想の中の1つとして受け止めていただければと思います。

子どもたちを取り巻く人々の中には、はっきりした偏見をもっている人もいるし、本心から差別をしない人もいます。差別していないつもりの人もいるし、偏見を持っていることを表には出さないようにしている人もいるし、親身になって悩みをうけとめようとする人もいるし、上から目線で同情する人もいます。こんなことを言っている自分だって、実際仕事で接するようになる前は関心が薄かったと思いますし、直に接するようになってからは気づかずに子どもを傷つけていることだってあるかもしれません。
児童養護施設に在籍する子どもの中にも、明確に差別的な言葉を面と向かってぶつけられたことのある方もいれば、そういう経験はなくても仲の良い友達が悪気なく発した無神経な言葉に傷ついたことのある方も、大人の態度が施設で暮らしている子どもと親元で暮らしている子どもで微妙に違うと感じたことのある方もいらっしゃるかと思います。
しかし、このドラマに出てくる「差別的な人」の言動は、すべてわかりやすく、画一的です。

TV自体家に置いていなくてドラマをほとんど見ることがなく、この番組もなにがしか仕事に影響が波及しそうな内容だなぁ、というのがなければ見ていなかったと思いますが、ここまできたら一応最終回まで見るつもりです。
ただ、今のところ最終回でどんなどんでん返しがあったとしても、自分の気持ちのうえでのどんでん返しはまずないだろうな、と予測しています。
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