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根室駅から納沙布岬までは、バスで45分くらいです。

乗り込むまで、コーディネーター嬢は

「まさかあの毛玉バスまで一緒なんじゃ……」

と心配していましたが、幸いそのようなことはありませんでした。

道中、窓外の景色を眺めておりますと、やたらめったら「日本最東端の~~」という看板を目にしました。

「最東端の小学校」
「最東端の郵便局」
「最東端の……」……いろいろありすぎて忘れた。

ちなみに、「最東端の駅」は、終点の根室駅ではなく、ひとつ手前の東根室駅です。
東根室から根室に向かって、線路が微妙に西方向に曲がっているようです。

途中、ふと見ると、我々が乗ってるバスの横を、腹に「皇○党本部」とペイントしたバスが並走してました。
名前からすると右翼っぽい感じですが、はじめて見る党でした。
コーディネーター嬢は、

「さすが納沙布……」

と感心してましたが、ワタクシは「本部」という表記が気になってしまい、

「あのバスが皇○党の本部なのか? 移動する本部なのか?」

と疑問を口に出さずにはいられませんでした。

「きっとあのバスが変形して要塞になって飛んでいくんだよ。」

「地下に格納されてて、発進するときはプールの水を割って飛び立つのかもしれないよ。」

「普段は公園にアタマの部分だけ出して埋まってて、アタマは遊具になっているとみた。」

最東端看板探しと、皇○党本部談義をしているうちに、バスはあっというまに納沙布岬に到着しました。

駅近くでは、それなりに乗降者もいたバスですが、離れるにつれて乗客は減っていき、最後は我々の他には根室から同じ目的で乗ったと思しき一人旅の少年だけになっておりました。

降りるとき、バスの運転手さんが我々に

「今日は納沙布岬で右翼の集会があって、バスがたくさん来てるけど、
ただ北方領土返還の集会があるだけで、街中でするような演説とかはないんで、おとなしくしてると思うよ。
警察も自衛隊も来てるし、害はないはずだから、気にしなくて大丈夫だから。」

みたいなことを説明してくれました。

見ると、まさに皇○党本部が岬の駐車場に入っていくところでした。

駐車場には既にいろんな党のバスが並んでおり、見かけたかぎりでは自衛隊の方は数人。
集会終わったっぽい? もしかして皇○党さん遅刻? とか、よけいな心配をしてしまいました。

海に向かって進むと、「四島のかけはし」だったかいう(うろおぼえ)巨大なモニュメントがありました。
アーチ状のモニュメントの中央にはトーチがあり、火が燃えてました。

四島返還のなんか1 四島返還のなんか2
四島のかけはし / トーチ

「島を還せ」と大書した立派な碑がありました。
鐘があって、これも四島返還のなにかだったと思います。コーディネーター嬢が鳴らしてました。

島を還せ碑 四島返還のなんかの鐘
島を還せ碑 / 鐘

こちらには、最東端のテレフォンボックスとか、最東端のトイレとかありました。

最東端の電話ボックス
最東端のテレフォンボックス(アザラシつき)

しかし、もし北方領土が返還されたら、ほとんどの「日本最東端の」の看板は下ろさないとなんないなぁ、
とか、どうでもいいことを考えながら眺めてました。

海際には、納沙布岬の碑。ここにも「返せ北方領土」と刻まれています。
ちょっと離れたところに、「返せ 全千島樺太」の碑もあり、
「えっ? そこまで『返せ』なのか?」とちょっとびっくりしましたが、
これは右翼の団体かなんかが建てたものらしいとのことでした。

納沙布岬表示 全千島樺太

納沙布岬の碑 / 返せ全千島樺太碑

北方領土の案内表示があったので、そちら方向を眺めましたが、水平線あたりは曇っていて、
島影(案内表示によれば、国後島の羅臼岳あたり)がうっすら見えたような見えないような。
こうやってあらためて写真見ると、微妙に見えたっぽいような気がするのはやっぱり気のせいかなぁ。
いちおう、もしかしてアレかな? と思えたときは、この写真よりは雲が薄かったんですが。
足元に、「貝殻島灯台まで3.7km」とか書いてありました。徒歩1時間くらいですね。近い近い。

北方領土案内 北方領土のある方角 貝殻島まで

案内表示 / 北方領土があるはずの方角の海 /足元

その後、帰りのバスまで若干時間があったので、お土産屋さんをのぞきまして、
湯煎で食べられる「サンマのひつまぶし」と「サンマ丼」だったかを購入。

バス停に向かって歩いてましたら、猛烈にイイ匂いが漂ってきます。
どうやら集会を終えた右翼の方々が懇親に入ったらしく、みなさんでお外でカニとか焼いてました。

「……地味にまざってもバレないんじゃないだろうか。」
「……こっそりまぎれこんで、カニ食ってこようか。」
「……で、皇○党本部に乗って帰ってくると。」

とか、じゃっかん危ない誘惑にかられましたが、なんとか自制して帰りのバスに乗車できました。

走り出したバスを、往路で乗り合わせた一人旅の少年が撮影していましたが、

「彼はこのバスに乗らなくて大丈夫なんだろうか?」

と、コーディネーター嬢と一緒に心配してました。

まあ、1時間半待てば次のバス(それが終バス)があるんで、根室まで戻れなくはないんですが、
このなにもないところに、ほぼ全ての施設が閉まった後で、1時間半かぁ……。

そして、来たときはそこそこ晴れていた納沙布岬が、帰るころにはすっかり曇ってました。
滞在時間は、50分です。

納沙布岬青看板

またバスの窓から海岸線を眺めながら根室の市街地まで戻ってきたところで、

エゾシカの親子が1列縦隊で横断歩道を渡っているところに遭遇。

そのときのワタクシの

「エゾシカが横断歩道を渡ってる。」

という声が非常に冷静だったらしく、コーディネーター嬢が大ウケしてました。

いや、ものすごくびっくりしてたんですが。
山ん中でエゾシカに遭遇するのは慣れちゃってなんとも思わないけど、
こじゃれた「なんたらマルシェ」みたいなスーパーマーケットの前でお行儀よく青信号の横断歩道渡ってるエゾシカははじめて見たよ。
でも、今、文章におこしてみて気付いたけど、
確かに動揺したわりには主語・述語・目的語が明確で語順も正しい、文字言語みたいな文を口にしてますな。

さてバスを降りて、いざエスカロップです。
コーディネーター嬢のスマホの地図をたよりに、かなり元祖に近い店に入りました。
エスカロップを始めた店は既に閉店しているそうで、
我々が入ったのはそこから直接のれんわけした2軒の店のうちの1軒です。

コーディネーター嬢がエスカロップ、ワタクシがオリエンタルライスを注文し、お互いちょっとずつ味見しました。

エスカロップ オリエンタルライス
エスカロップ / オリエンタルライス

根室名物エスカロップは、バターライス(またはケチャップライス)に薄いカツレツをのせてデミグラスソースをかけたものです。
最寄市(仮名)の喫茶店で食べたものより、ライス少なめ、カツは薄めで、上品な味わいでした。
かつて最寄市で実物を食べるのよりさらに前に「エスカロップとはどういうものか」という説明を聞いたときは、もっと脂っこい胸焼けとかしそうなものを想像していたのですが、思いのほかさらっと食えてうまかったです。

オリエンタルライスの方は、ここにきてはじめて知ったメニューですが、やはり根室名物だそうです。
ドライカレーっぽいゴハンの上に、薄く焼いた牛サガリ肉をのせてステーキソースをかけたものです。
こちらもうまかったので、2人で別のものを頼んで両方食えたのは良かったです。

満足して釧路まで戻りました。

計算したら、この日は列車に8時間、バスに1時間半乗ってました。
宿に戻って、温泉に入って、そっこー寝ました。

翌日は、朝から釧路湿原に行くのです。

~続く~
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