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教員免許更新講習は最低で合計30時間(6時間×5日間)受講しなければならないのですが、
2つ前の記事ではそのうちの必修単位12時間ぶん(6時間×2日間)について書いております。

残り18時間は選択で、自分の持ち教科にかかわる講習を3日間受講してまいりました。

必修の2日間は母校のHK大学サッポロ分校(仮名)会場に申し込めたのですが、
選択は受講希望者の倍率が非常に高く、3日のうち1日はサッポロしないにあるH大学会場、残り2日はHK大学アサヒカワ分校(仮名)会場と、バラバラの会場になってしまって、正直言ってめんどくさいことこのうえないです。
まあ、実際受けてみたらそれぞれの大学に特色があって面白かったというメリットもありましたが、

いちいち移動すんのめんどくさい>>>>>>>>>>>>>>>>>>色々受けられて良い経験

という感じでしょうか。

あと、受講日がとびとびになってしまったため、

1、サッポロの実家に滞在して講習(2日間)
2、現住所の町に帰って仕事(3日間)
3、サッポロの実家に再度行って講習(1日間)
4、年休とってそのまま実家滞在(3日間)
5、アサヒカワに移動して講習(1日間)

という住所不定な数日間でした。

「4」のところでも現住所の町に帰って仕事するっていう選択肢はあったのですが、

サッポロ―――(約150km)―――アサヒカワ―――(約100km)―――現住所

という位置関係とか、サッポロ―現住所間が往復列車利用で1万円くらいかかるのもぜんぶ自腹とかいうことを考えると、もう勘弁してや、って感じでお休みいただきました。

費用の話が出たところで、ついでに教員免許更新講習の授業料の話をいたしますと、30時間で3万円ばかりかかります。
当然自腹です。
都市部の教員は授業料と雑費少々以上はかかんないと思いますが、地方の教員はそれプラス交通費、へき地勤務だとさらに宿泊費がかかります。
当然自腹です。
この教員免許更新っていう制度を作りやがったのが、前回のA倍S三内閣です。
もちろん恨んでます。
この制度を廃止するようなことを言ってたのに結局放置しやがったのが、前のM主党政権です。
もちろん恨んでます。

教員の資質向上がどーたらということで、この制度に先行して10年研修というものが作られておりまして、
たぶんそれでは効果がなかったから教員免許更新制度をつくったのだと思うのですが、
それなら10年研修の方は廃止すればいいのに、そちらもそのままあります。
ワタクシ、昨年度10年研で今年度免許更新と2年連続ってだけで十分うんざりしていますが、
結構なわりあいで「同じ年度に10年研と免許更新のW受講」って方がいらっしゃいます。

選挙のときにいかにも一般受けしそうな教育施策をうちだしてくださるのも迷惑ですが、
けっきょくダメだった分の後始末をしてくれないのがさらに迷惑です。
本来の仕事で忙しいのはあきらめつきますが、そうでないところで現場の足引っ張るのマジやめてほしい。


……と、この場でネガティブなあたりを吐き出させていただきましたので、
そろそろ通常営業にもどりたいと思います。
(いや通常営業でもけっこうネガティブってことは置いといて。)

金払った以上はモトが取れるだけ勉強するぜ!! (←ワタクシ的せいぜいポジティブな思考)


前回も書きましたが、やっぱり内容については10年研より更新講習の方が面白かったです。

H大学で受講したのは古典の講習でしたが、最後の試験を除く5コマの講義が

1コマ目「上代」 2コマ目「中古」 3コマ目「中世」 4~5コマ目「近世」

という、もりだくさんな内容でした。

考えてみたらアタリマエなんだけど、個人的にびっくりしたのが、上代・中古・中世・近世それぞれ違うセンセイが担当だったことです。
H大だと、同じ古典でも各時代にそれぞれ専門のセンセイがいるんだ!! という。

個人的にびっくりしたのは、ワタクシの母校のHK大学では、古典関係のセンセイは古典文学が1名と古典国語学が1名の合計2名だったためです。
古典のセンセイだけで(すくなくとも)4名いるってすげ~。

考えてみたらアタリマエってのは、H大学の方がHK大学よりはるかに学生数が多いからです。
学部生だけで比較すると、H大学が約1万名、HK大学サッポロ分校は約1千名です。
その分先生の数も多く、研究を細分化できるのは当然と考えられます。

ワタクシの所属した古典国語学のセンセイの専門は中世で、古典文学のセンセイの専門はたしか中古だったと思います。
もちろん、大学のセンセイですからどの時代についても豊富な知識をお持ちなのですが、やはりご自身の専門の時代については、お話をうかがっていても別格に感じます。
自分の研究を指導してくださるセンセイの専門と違う時代にしてももちろんかまわないわけなんですが、やはり身近で指導助言していただけるセンセイの専門の時代をした方がやりやすいわけです。
(というか、ゼミで中世の勉強してるうちに中世が面白くなったですが。)

でももし、HK大学でなくてH大学に行ってたら、上代の研究室に所属って選択肢もあったのかぁ、と思いました。
いや希望したからと言って希望通りの研究室に所属できたかは別ですが、可能性として。

それで、ふと思い出したのが、高校生のころ受験する大学を選ぶにあたっての判断材料のことでした。
サッポロ在住だったので、受験校の候補の中に最も身近な国立大学であるところのH大学とHK大学も入っていたわけですが、どっちを受けるか決めるにあたり、
受験科目とか偏差値といった「目の前の入試と直結していること」や、
卒業後の職業といった「すこし遠い将来のこと」については考えたけど、
自分の勉強したい分野を専門的に学習できるかどうかという、もっとも肝心な「大学在学中の学習のこと」については、あんまり深く考えていなかったなぁ、ということでした。

その後、中世の言葉の面白さについて気づかせてもらえたこととか、
学生数が少なくて最初から少人数単位の学科に分けられているため、学生同士のつながりも密接で先生方も面倒見の良いHK大ですら留年したこととか、
卒業後なんとかかんとか希望の職に就けたこととかを考えると、
当時の進路選択で結果オーライ(というか、自分の性格と現在の境遇を考えるにベストの選択)だったと思いますが、
それにしてもえらいところが抜けていたもんだと今更ながら感心したり呆れたりしました。

講義の内容は、やはり自分にとって一番興味のある上代がもっとも面白かったです。時代だけでなく、テーマが表記についてだったのも興味深かったです。
中古の講義は学生時代になじみのある研究方法でのアプローチで懐かしく、さらにその延長線上での新しい知識を得られました。
中世は語学じゃなくて文学的な内容だったので、自分の興味の対象からはじゃっかん外れましたが、それはそれで新鮮でした。
近世は、当時の写本を実際に触り放題見放題で、たいへんシヤワセな講義でした。

限られた時間ですので、おもしろいサワリの部分をさらっと撫でた感はありますが、
オトナなんだから入口を見せてもらったらそれ以上は自力で勉強すればよろしいので、これで十分だと思います。


次はHK大学アサヒカワ分校(仮名)で2日間の講習を受けるべく、特急スーパーカムイで移動いたしました。

初日は現代文の指導方法系の勉強でした。

改定された指導要領で強調されてる内容と関連が深いものだったんですが、
この講義で聞いた説明ではじめて、今回の指導要領改訂の本質(すくなくとも目的)を知った気がしました。

今までも10年研修などで「こんなふうに変わりました」的な説明はいろいろ受けてますが、こちらの理解力が足りないのか(※皮肉)、表面的なこと(前より難しい勉強が多くなったり)とか、細かい枝葉のところ(どんなふうに指導案を書いたらいいかみたいな)とかしかわかりませんでした。

この講義での説明によると、今回の改定は「ゆとり」から「つめこみ」に戻ったわけではなく、
前回改定(通称「ゆとり」)の路線(「生きる力」ってやつですね)を踏襲しつつ、
前回改定で問題になった「基礎基本として学習する内容を絞り過ぎた」「基礎基本と教科を横断して知識を生かす学習との間の乖離が大き過ぎた」というところを修正したものだ、とのことでした。
だから、「基礎基本として学ぶべきこと」が前より増え、
「基礎基本的な学習と教科を横断する学習(総合的な学習など)」の間に「基礎的な知識を活用する学習(一般的な言葉でいうと応用力をつける学習)」が入った結果、総合的な学習は減った、
ということのようです。

この講義を受け持たれたセンセイの説明で、ストンと腑に落ちましたです。

内容的には、論理的文章の指導方法だけだろうと予想していたら、文学的文章の読解を論理的に行う学習も少し入っていまして意外な収穫もあり。
あと、論理的文章の作文の指導ですぐに使えそうなネタも拾えて良かったです。

ただ、やはり多くの場合、それ以前に語彙を増やす学習を地道にしていかないと、
たいがいのセイトにとってその学年の教科書で学習する説明的文章は、彼らにとって難しい言葉が多すぎて、
論理的に考える以前にナニ書いてあるんだかチンプンカンプンってパターンが多いんですけどね。
一斉授業だと、基本的な内容を学習してる間は国語の得意なセイトを待たせざるを得ないところがあるんだけど、その間に彼らを退屈させない方法が模索できるかもしれません。
(ちなみにワタクシはセイトだった頃、「その間」に便覧とかワークのコラムとか辞書の付録ページとかを読みふけってました。)


2日目は、漢文系の講習でした。

ここまで、ワタクシが今まで受けてきた講習では、テストの際に講義で配られたプリントについては持ち込みOKで、講義内容はプリントに書き込んでいく感じだったのですが、
この講義についてはオリエンテーションで
「テストで配布したプリントの持ち込みはナシなので、ノートをとってください。」
との宣言がありました。

がっかりした感じのざわめきがあったのはまだわかるんですが、
年配の受講者で自分より若い(といっても我々くらいの年代ですが)センセイに対してプレッシャーかける感じで
「え~~プリント持ち込んじゃダメですか~~~~~~?」
「どーしても~~~~~~~?」
みたいに大声で言ってる人がいたのには、けっこうムカつきました。
センセイは、終始笑顔の元気な方で、
「はい~~ダメです~~~~」
と、きっぱりニコヤカに返事してました。

そしてまた、
「ぼく、講義でも学生によくあてるんで、この講習でもあてます。」
宣言。

……いや、学生じゃないんで……。

案の定、センセイが質問しても誰も答えを言ったり挙手したりしないため、
センセイ、ついに指名しはじめます。

……わかる質問に挙手しとけばよかったです。
あてられた質問がたまたまわかんなかったらやだなぁ、とか要らん緊張しながら講習受けました。

講習内容は、大学生の頃に勉強した内容と同じ方法の延長線上で懐かしく、
ついでにセンセイのテンションの高さも学生時代のノリを思い出して懐かしかったです。
大学時代に鍛えた漢和辞典の速引きの腕も衰えてなくて、バリバリ引きましたよ。

質問は席順にあたりましたので、あてられた方はだいたい正解できてましたが、
ときどきは、国語教員なら常識的に知ってるだろうと思われる質問に答えられない方とか、
ついさっき説明されたことを聞いていれば判断できそうな質問で間違える方とかもいらっしゃいまして、
けっこうじりじりしました。
それとも、自分があてられたら緊張してとっさに答えられなかったりするんだろうかなぁ、
とか考えてたら、ついにワタクシがあてられる番が回ってきました。

「え~、では次は幾狭センセイですね。お久しぶりです。」

「…………はい?」

「ご無沙汰しております~。覚えてますか~?」

……………………スマン、誰だオマエ?

なんかちょっと余分な混乱がありましたが、質問にはなんとか答えられまし……答えられ………。
そりゃ答えられますわ、この質問、ワタクシの専攻した分野と関連ありましてですね……。

何者ですか?
え~~と、ここ20年の記憶にはない顔だと思うたぶん……。ってことは……。

というわけで、休憩時間に件のセンセイに確認しにいきました。
「センセイ、HK大サッポロ分校(仮名)の出身ですか?」
「そうです。○○とか××と同期です。」

……同じ学科の1コ後輩でした。
思い切り在学時期かぶってます。

「はあ、そしたらG研究室のご出身ですね。」
「そうです。幾狭センセイはY研究室でしたよね?」

……そのとおりですスミマセン。


その後、気が緩んで特に誰にという指名の無い質問に答えちゃったりとかもしましたが、講義はつつがなく終わり、
ノートもばっちりとってましたんで、テストも無事にクリア……できたと思います、たぶん。
テストの途中で消しゴム使い切って消しカスで消したりとかしましたが、範読はできたんじゃないかと思います、たぶん。

いやしかし、この業界つくづく狭いです。
うかつなことはできません。
って、してるけど色々。


これにてめでたく全日程を消化しましたので、アサヒカワで串焼きを食いつつ1人で祝杯をあげました。

各講習のテストの結果が出るのはまだ先ですが、たぶん落としたのは無いです。
それより、その後の手続きを忘れてて無効になったりとかの方がやりそうなんで、気をつけたいと思います。
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