上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
いや、車に、って話ではなくて。
(それはまた別の。)

高校のころ、『ドカベン』の再放送がありました。

同級生数名と雑談してて、『ドカベン』の話題になったとき、ある女の子が言いました。
「わたしね、イワキのファンなの! ツウでしょ!」
ワタクシも『ドカベン』のファンだったので、嬉しくなってうなずきながら応じました。
「わたしは、ナカネが好きだな!」





…………



さっきと同じ位置に立っているはずの同級生たちが、やけに遠くに感じられました。

「イワキのファン」=「ツウ」
って言ってる時点で気づくべきでした………。
せめてトノマにしとけば良かった……。


えーと、なんでこんな昔の話を思い出したかというと、
一昨日、タイイクタイカイの片づけをしながら同僚の女性数名と雑談してて、
「あっちょんぶりけ!」が通じる人と通じない人がいたことが発端です。

そこから『ブラックジャック』の話題になり、
さらに『ブラックジャック』は読んでないけど『ブラックジャックによろしく』は読んだって人が数名いました。

Aさん「でも、途中で読めなくなっちゃったんですよ。精神……じゃなくて、え~と……」
Bさん「ああ、精神科のところ?」
Aさん「じゃなくて……精神発達遅滞の……」
幾狭「あ、産科のところ? 双子の片方がダウン症で……」
Aさん「そう! それそれ!」
幾狭「不妊治療してやっと授かった子だったのに、片方がダウン症だって知って父親が拒否るやつだよね。」
Aさん「……ゴメン、1回読んだだけだから、そこまで詳しくは……。」
Bさん「私も。1回しか読んでないから、ついて行けない……。」




…………




まるでワタクシは何回も熟読したみたいな扱いにされてしまいましたが、
ワタクシも『ブラックジャックによろしく』は1回しか読んでないです……。
そんなにヒかなくても……。


まあ、『ドカベン』の方はナカネの出てくる巻を中心に何度も読み返したんで、周囲の困惑もわからなくはないんですけどね。

ナカネというのは、主人公のヤマダやイワキたちと同じ明訓高校野球部の一学年先輩、もじゃもじゃの前髪が目にかぶってる背の高い一塁手です。打順は6番。
二学年上のドイガキ先輩たちの引退後、退部者やらケガ人やらで部員が足りなくなった時期に、途中入部してきたうちの一人でした。

入部動機は「野球部員が女の子にモテてるから」。

ナカネの意中の女の子がドイガキ先輩のファン、ナカネの友人の意中の女の子はサトナカくんびいき。
俺たちも野球部で活躍すれば、カノジョに振り向いてもらえるかも!
今なら部員不足でレギュラーになれるんじゃないか?!
野球部の合宿所前での、そんな会話を聞きつけたヤマダが、
「俺も女の子に囲まれて困ったよ。」
とダメ押ししたため、
「ヤマダ(のご面相)ですらモテすぎて困るんなら間違いない!!」
と、入部を即決したのでした。
なお、この時点でヤマダが妹のサチコ以外の女の子にモテている描写は存在しません。
ヤマダ策士。

稀にファールでねばったり、対戦相手のラフプレイ(土佐丸高校の走者に足を蹴られて落球した)を審判にアピールしたりと活躍(?)する場面はありましたが、基本的にナカネはモブです。というか、空気。
主人公のチームメイトで彼より影が薄いのは、まつ毛の長いイマガワ君くらいでしょう。

しかし。
ナカネがはじめて試合に出たとき、ポジションはレフトで左手にグローブをはめていました。
右投げです。

もちろん、人数が足りないからそこにいるだけ、な感じ。
フェンスギリギリでホームランになるか捕球できるかきわどい打球に精一杯手を伸ばして
「グローブに入ってくれ! 入ったら俺はスターだ!」
みたいなことを言ったのが唯一の見せ場でした。
もちろん球は入りました。グローブでなくてフェンスの向こうに。

その後、しばらくナカネの出番はありませんでした。

久しぶりに登場したとき、ナカネは右手にファーストミットをはめて、一塁を守っていました。
左投げです。

水島御大が、当初の設定(右投げ)を忘れていた(というか、そもそも設定してなかった)可能性はあります。
なにしろ水島御大なんで、その可能性は高いかもしれません。

しかし、ワタクシはあえて以下のように読みたい(鼻息)!


1、もともとのレギュラーがケガ等から復帰してきちゃったので、ナカネはベンチ要員に。

             ↓

2、レギュラーを目指して日々練習を重ねる中で、長身を活かせる一塁手へのコンバートを考える。

             ↓

3、一塁手なら左投げの方が有利なので、もともとの右投げから左投げへ、根性の転向。

             ↓

4、さらに途中入部のハンデをくつがえすほどの練習を重ねる。

             ↓

5、ついにレギュラー入り。不動の一塁手に。

             ↓

6、なんか引退してから急に「鉄壁の一塁手」とか言われだす。



こんな感じでいかがでしょうか。
本編には、2~4の部分の描写は一切ありません。
全くの脳内補完です。
というか、妄想ですね。あはは。



…………


あれ? なんか……世界が遠ざかっていくような………



…………





やっほ~………


…………


付記

この文章、最初は1行目に「注意:これは自慢です。そーゆーの読む気分じゃない方は回避してください。」って入れる予定でした。

「一読で入ってくる情報量に個人差あるもんなんだなぁ。ちなみに俺は多いんだぜ。」という話になるので。
しかし、書いているうちにだんだん気付いてきたんですが、よく考えるとこれは「それぞれの人に得意分野と不得意分野がある」っていうだけのことでした。

以下、本文の主題から外れますが、ここに思いつきをメモります。

よのなかには、景色や絵を一目見て細部まで再現できる人もいるでしょうし、
1回聞いただけの曲をそのまま弾いたり楽譜におこしたりできる人もいます。
バレエのマンガ読んでて「振りうつし(踊っている人を見てそのままの動作をする)」というものの存在に驚愕したものです。ワタクシには、ぜってー無理。手の動き見てたら足の動き見られない。
また、同じ視覚優位でも、色彩を鮮やかに覚えている人もいれば、形の方がはっきり記憶できる人もいるかもしれません。

ワタクシは、マンガや小説、映像作品等のストーリーについては、一読でかなりアタマに入ってくる方です。
特にテキスト情報を得るのが一番の得意分野だと思います。
小学校中学年のころ、家族旅行中に車に酔いそうになったので気を紛らわせるために『マカロニほうれん荘』のトシちゃんときんどーさんの会話で暗記してる部分を延々と唱えてたら家族から不気味がられました。
高学年のころ、『竜馬がゆく』の桂小五郎初登場シーンをまるまる一節暗唱できました。

静止画像というか、視覚情報から絵におこすのは、テキスト情報ほどではないけど、そこそこ得意です。

文系のわりには、数字にもそれほど弱くないです。

聴覚情報を得るのは苦手な方ですが、高校生のころまで渾然と音のカタマリとして聴いていた曲が、大学でマンドリンクラブに入って自分も合奏するようになってからは、四重奏くらいまでなら、4パートがそれぞれどう動いているか、なんとなくわかるようになっててびっくりしたことがあります。苦手分野でも、訓練次第でその人なりには伸ばせるという例になるかと思います。
ワタクシはオーケストラ曲では無理ですが、聴覚情報優位の人の中には109パートくらいあっても聴き分けられる人もいるんだろうなぁ、と思います。
ついでに言うと、楽譜を初見で弾くのはできなくはないですが、聴音で弾くのは全くできません。和音はもちろん、単音でもあやしいです。

先ほどバレエの例をひきましたが、身体運動の再現は苦手です。
特にダンスのように身体で表現するものだと、部分をバラバラにして覚え、あとで合成する必要が出てきます。
走ったり跳んだりは得意だったのですが、今にして思い返すとパワーまかせというか。手足をどう動かせばより速く走れるかといったことを意識できていれば、もう少し良い記録が出たかもしれません。

最も苦手なのは、地図です。地図は、何度見ても覚えられません。

地図を見た瞬間に道順がわかって、そのあと何も見ないで目的地にたどりつけるのが当たり前の人には信じられないでしょうけど、ワタクシの場合、まず地図上の現在地と実際の現在地、地図上の方向と実際の方向を合わせるのにものすごい時間がかかり、地図から目を離した瞬間に得た情報が雲散霧消して再度地図を見たときにはフリダシに戻っているので、また地図上の現在地と実(以下略)

とにかく地図をもとに目的地にたどりつくには、ずっとその地図を見つめたまま歩かなければならないです。
徒歩ならまだいいです。車ではじめての場所に行くときは、曲がり角をひとつ曲がるたびに一度車を停めて地図を見て、現在地がどこで目的地がどこで次に曲がるところはどこで目印は何で左右どっちに曲がるのか、確認しておかないと迷子になります。
カテイホーモンなど、時間が決まっていて次々回らなければならない場合は、前週末に自転車で回って位置を確認しておきます。
そう言うとカーナビを勧められることがありますが、地図よりもっと無理です。
前方と、レバーの位置と、スピードメーターを見るだけでいっぱいいっぱいです。運転してる最中にミラーとか見られません。こないだは、なんか遅いと思ったら、レバーが遅いところに入ってました。
同時に見るものをこれ以上増やしたらフリーズします。

というわけで、誰かと一緒にある場所にいるとき、他の人も自分と同じように見たり聞いたり嗅いだりしていて、違いが出るのは「それを受けてどのような気持ちになるか」から、のように思いがちですが(あれ? もしかしてこんなふうに思っちゃうのもワタクシだけなのかな?)、実際は見え方・聞こえ方等の段階から個人差があるものと考えられます。
友達と隣どうし並んで同じものを見ているようでも、自分の脳内画像と友達の脳内画像はまったく違っているのかもしれません。聴力は同じでも、友達には聞こえて自分には聞こえないものがあるのかもしれません。

自分の得意分野・不得意分野を一度分析しておくと、人と意思の疎通をするときに役に立つ、ような気がします。

……もっとも、ワタクシは人とコミュニケーション取るのが不得手だからいっぺんバラして考えたのが有効かもしれないけど、もともと人とのコミュニケーションが得意な人は無意識にやってるのかな。
スポンサーサイト
Secret

TrackBackURL
→http://bymboli.blog103.fc2.com/tb.php/297-6a79bac7
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。