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実は、1月9日(日)に帰宅予定だった。
この前日までは可能なら1日2鞍とか入れてしまおうと思っていたのだが、実際1鞍きっちりレッスンしてみると、どうも体力的に無理そうである。
このまま帰ると、充分にカケアシの練習ができないまま、またしばらくレッスンできない状態になるんで、もう1泊することにした。

この日も、おそろしいほどの快晴。

ホロシリ乗馬クラブ1 ホロシリ乗馬クラブ2
ホロシリ乗馬クラブ・屋内馬場/クラブハウス

ホロシリ乗馬クラブ3 ホロシリ乗馬クラブ4
厩舎/駐車場からの眺め

この日の相棒は、トラックブレーヴ。
やはり元競走馬で、現役時代には3勝しているそうだ。

しばらくナミアシ・ハヤアシで歩いた後、調馬策をつけてもらう。
この日の鞭は持ち慣れた短鞭だったので、手に持ったままカケアシの稽古に入った。

ブレーヴはカケアシが出易い馬とのことで、動き出してすぐくらいに、あっさりカケアシになった。
馬が安定してカケアシを続けてくれるので、ニンゲンの方も比較的早くバランスの感覚を取り戻すことができた。
まもなく鞍のホルダーから手が離れて、手綱で馬を(理論上は)操作することができるようになったので、調馬策を外してもらった。

調馬策を外してインストラクターさんの手を離れたら最初はてこずるかと思いきや、ワタクシのアヤシゲなカケアシ発進の合図でもブレーヴはすぐにカケアシになってくれた。
しかし、馬場の仕切りのところで曲がる合図をしようとすると、バランスを崩したりうっかり手綱が引かさったりして、意図せずにブレーキをかけてしまう。
もう、お利口なブレーヴが定跡(壁や仕切りに沿ったコース)どおり勝手に曲がってくれるのをいいことに、カケアシを持続させて乗り慣れることだけ意識することにした。
開き直ると余裕ができるのか、そのうち曲がる合図も大雑把にはできるようになってきた。
最初は「うっかり手綱を引いてしまわないように」するだけでいっぱいいっぱいだったのに、短時間でけっこうな進歩である。

さて逆回り。
方向が変わっただけなのに、もうバランスが崩れて馬を止めてしまったので、やはり最初は調馬策をつけてもらった。
それでも、さっきよりはスムーズにものごとが進行し、まもなく無事に調馬策を外してもらうことができた。
しばらく、ひたすら定跡に沿ってカケアシを続けて、この日のレッスンは終了。
前日よりカケアシの稽古をした時間は長かったはずなのに、疲労度はずっと軽い。

インストラクターさんに、「ブレーヴ、ほんとにカケアシ出易い馬ですね~」と言ったら、
「昨日は馬場が狭かったせいもあるかもしれません。」という話が出てきた。
この前日は今年の初営業日でお客さんが多く、屋内馬場を三つに仕切ってレッスンした。それでカケアシの練習のとき、小さい円を描いて回ることになってしまったため、遠心力がかかって姿勢を安定しにくかったのかもしれない、と。
言われてみれば、この日は屋内馬場を二つに仕切った半分を使えたので、前の日よりは乗っていて外に振られる感じが薄く、最初のうちからホルダーに強くしがみつかなくても済んだような気がする。そういうのもあるのか。
ただ、やはりブレーヴのカケアシが出易いのも確かで、カケアシのレッスンの最初のうちは、こういう馬で乗り慣れる練習をするのが良いのではないかとのことだった。

レッスン後、ホテルの近く(と言っても、歩くとけっこうな距離)のコインランドリーで車から降ろしてもらって洗濯。
店自体のカンバンより
「馬服も洗えます」
という表示の方が目立つお店で、思わず
「ニンゲンの服も洗えますか?」
とアホな質問をしてしまったのだが、メインは人間の服用の設備の、普通のコインランドリーだった。

缶コーヒーを飲みながら、まったり洗い上がりを待っていたら、携帯電話にMさんから連絡。
この場から、車で拾ってもらえることになった。ものすごくありがたい。
当初の予定では、洗濯物かかえてホテルまでの坂道を延々と登るはずだったのだ。

この日の昼食も、Mさんにベンチタイムに連れて行っていただいた。
オムライスおいしゅうございました。
Mさんのグラタンも味見させていただいたのだが、次回行ったときにはぜひこのホワイトソース系のメニューをオーダーしたい。
前日はソールドアウトだったここのパンも、この日は手に入った。
翌朝食ったが、たいへんおいしゅうございました。
また行く。絶対行く。

さて、前日のレッスンが終わったときは「1日2鞍とか、ぜってー無理~」と思ったのであるが、この日は「もう1鞍レッスンは若干苦しいが、ゆっくりめのトレッキングなら大丈夫」という気持ちになっていた。
初日に行ったライディングヒルズ静内に電話をしてみたら、今からでも大丈夫ということだったので即決定。
前回は30分コースだったので、この日は45分コースにした。

午後3時からの、ちょうど暗くなりすぎずに夕景の写真が撮れる時間帯である。
今回は1人なので、遠慮せずに「カメラを持って騎乗してよいか」尋ね、許可をいただいた。

↓以下、ライディングヒルズ静内・トレッキングコース馬上写真。

ライディングヒルズ静内1 ライディングヒルズ静内7 ライディングヒルズ静内2

ライディングヒルズ静内3 ライディングヒルズ静内8

↑インストラクターさん写ってるの勝手にUPしちゃって申し訳ないですが、後姿なんでおおめにみてください。

今回の相棒は、マーチ。
そして、インストラクターさんの乗る誘導馬が、メロディ。
メロディとマーチって、なんか行進曲っぽくてイイ感じだ。

と、思いきや。
舗装道路を渡る前に蹄についた雪を落とすためにインストさんが下馬したとき、
なんかマーチとメロディが見つめあっているので
「仲がいいのかな?」
と思ってたら、これが実はいわゆる
「見合って見合ってハッケヨイ」
の状態だった。
いきなり耳を伏せて威嚇しあい、あやうく噛み合いになるところだった。
仲悪っww

普通に一列縦隊で歩いているときは何でもなかったのだが。
腐○子的妄想的にはじゃっかん残念だったが、この仲の悪さってのも、それはそれで笑えたので良し。
(それとも、ツンデレ解釈でOK?)
帰りの道路横断のときは、こちらもわかっていてお見合いにならんように気をつけたので、大丈夫だった。

ライディングヒルズ静内4 ライディングヒルズ静内5 ライディングヒルズ静内6

↑無人の灯台とか、海が見えるところを写そうとして失敗したやつとか。

インストさんとマンツーだったんで、ナミアシだけでなくハヤアシもまぜてのトレッキングになった。
そして、ハヤアシのときにインストさんが併走しながら写真を撮ってくれたりした。
大サービスである。

例によって、自分が写りこんじゃってるから(←いや、だからワタクシを写してくれたんだって)ここにはUPできませんが、ハヤアシしてる自分の姿を見るチャンスなんぞ滅多にないんで勉強になります。
ときどき「鞍数のわりに姿勢がいい」と言われるんだが、確かに姿勢だけはいいぜ……。

しかしアレですね。
ワタクシ三十路のころは、馬とツーショットだと実際より若々しく写ってたりしたんですが、四十路になっちゃうと騎乗写真もすっかりオバサンだなぁ。感慨深いよ。

ただ、コースの最後のあたりで若いインストさんが
「寒くて手足の先の方の感覚が無くなってきました。」
と言っていたのだが、例によってワタクシの手足はそうでもなかったんで(←この日も確かに寒かったけど、前々日ほどではなかった)、末梢の血行はまだまだ若いもんに負けねーぜ、という気にはなった。
えーと、もちろん自慢してます。

歩きながらインストさんが教えてくれたんだが、このコース、シャクシャインの戦いのあったまさにその場所だそうだ。
ツワモノどもが夢の跡。
ほっかいどには稀な「古戦場跡」を馬で歩くとは、まったくもって貴重な体験である。

帰りは静内駅まで送ってもらったのだが、日高本線は本数が少ないのでけっこう待った。
しかし、駅のキオスクに馬関係の土産物が充実しており、待ち時間も怪しげなミニチュアジョッキー人形(※若い頃の横山典にそっくり)なんぞを見たり、おもわず馬Tシャツ買っちまったりして、けっこう有意義に過ごせた。

この日の疲労度は前日ほど激しくなく、ホテルの温泉で露天風呂(←海が見える)の他、サウナなんぞも楽しんだ。
一瞬、たいへん肌が綺麗になったのだが、持参のセッケンが残り少なくなったので浴場に備え付けの安げなボディーソープを使ったらモトノモクアミだった。
体の洗濯道具は自分の肌に合うものを潤沢に用意すべきである、と反省。

~続く~
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そして1月8日(土)も晴れ。

ニイカップ温泉4

この日の午前は、にいかっぷホロシリ乗馬クラブの屋内馬場でレッスンを受けた。

一昨年の記事にも書いたが、ワタクシはレッスンがカケアシにさしかかったあたりで乗馬クラブに通いづらい環境になって頓挫してしまっている。
今回は、なんとか自力でカケアシを出せるようになることと、安定してカケアシを続けられるようになることが目標である。

まず、比較的得意なケイハヤアシをしばらく練習する。
やはり久しぶりで余分な力が入っているのか「ラクに~、ラクに~」とアドバイスが入ったが、だんだん力も抜けて気分よく走ることができた。

しかし、ハヤアシにすると、しっかり座れていないらしく、ケツが跳ねてくる。
毎週のように乗馬に通っていたころの最後の方にはハヤアシのコツがわかったような気がしたのだが、やはりブランクが長いせいか、カンを取り戻すのにも時間がかかった。

なんとかかんとかケツが跳ねなくなった(というか跳ね方が地味になった)あたりで、本題のカケアシに入った。
そもそもアヤシイうえに久しぶり、ということでインストラクターの方に調馬策を持ってもらっての練習からはじめる。
姿勢が安定するまでは、ふりおとされないように鞍についているホルダーもがっちりつかみ、一応自分でもカケアシ発進の合図はするものの、実質的にはインストラクターさんの力で馬にカケアシを出してもらっての「カケアシの馬に乗り続ける」練習である。
これが難航。
すっかりカケアシのときの姿勢や重心のかけかたを忘れてしまっていた。

人間の姿勢が崩れると、馬はカケアシを続けにくくなってしまう。
あるていど後ろに重心をかけると良いのだが、ほどよいあたりをすっかり忘れてしまっていて、後ろに倒れすぎてしまう。

姿勢が安定したら、片手ずつホルダーから放して手綱だけ握るように指示が出る。
しかし、ワタクシの場合、そういう指示がでると姿勢の安定より先にホルダーからなんとかして手を放そうとしてしまうので(しかも両手いっぺんに)、けっこうキケンだ。
しかし、ホルダーから手を放した場合、姿勢が崩れたら落ちるため、必死にバランスをとろうとするという利点はある。
あながち間違った行動でもないだろう。たぶん。

ところで、インストラクターさんの
「前傾してます。」
「重心後ろすぎですよ。」
等というアドバイスは非常に重要なのだが、たまたま乗り手がちょうどよい姿勢になったところで
「今、いいですよ! ちょうど鞍の真ん中です!」
といった声をかけてくれるのが、もっともわかりやすい。
簡単なようだがタイミングがけっこう難しいのではないだろうかと推測して、感心していた。
ものを教えてもらっている最中は「教えてもらう内容」にだけ集中していればいいものを、
つい指導者の教え方にも注目してしまうのも職業病であろうか。
しかし、たいへん参考になることは確かで、ものを教える立場のヒトは、すべからく習い事をするべきだ、と思う。

さてその「今ちょうど鞍の真ん中ですよ」のおかげをもって無事にホルダーから手を離し、あるていど長い時間カケアシを続けられたところで、今度は逆回りである。
「今度は調馬策をはずして、自力でカケアシ出してみますか?」
と言われて
「はい。」
とは答えたものの、その場合は鞭を持たなければならないという。
まだ鞭を持ったままだと手綱をずれないように保持できないし、特にそのとき使っていたのが持ち慣れない長鞭だったので、やはり鞭なしで調馬策を使うことにしてもらった。

ところがこのお馬さん、こっち回りは苦手だそうで、なかなかカケアシにならない。
いや、乗り手が上手ければ、すぐにでもカケアシになるんだろうけどさ。
やっとカケアシになったと思ったら、なにやらやたら反動が大きい。
脚に余計な力が入ってしまい、鐙が外れたりする。
(しかし、かつてカケアシの練習をはじめたばかりのころに比べれば、鐙が外れる回数が減ったような気はする。)
再びホルダーのお世話になる。

インストラクターさんの話では、こっち回りのカケアシが苦手だから、後ろ足だけハヤアシになってしまったりするのだそうだ。
前足がカケアシで後ろ足がハヤアシになっているところを想像すると、やたら可愛い。笑ってしまう。
しかし乗っているワタクシが笑っている場合ではないのである。
後ろ足がハヤアシになってしまうのは、ワタクシが姿勢を崩して足を後ろに引いてしまい、結果的にハヤアシの合図になってしまうことが原因であるらしい。
しばらく、馬とというより自分の姿勢と格闘して、やっとどうにかしがみついていたホルダーから手を放すことができた。

この日は調馬策なしでカケアシをするには至らないまま、レッスン終了。
脚以上に腕がよれよれである。
気づくと手綱で擦り切れて左手から出血していて、インストラクターさんに心配された。

下馬してから馬の首を叩いてほめたら、馬は顔をすりよせてきた。
乗ってる最中は真面目な馬だったが、降りたらたいへん人懐こい。
そして、レッスン中に馬が「テキサス」と呼ばれていたのが気になってしかたなかったので、ここで確認してみた。
ワタクシ「サラブレッドですか?」
指導者「はい、競走馬だった馬です。」
ワタクシ「あの、テキサスって呼んでましたけど、もしかして……」
指導者「はい、そうです。ダイワテキサスですよ、この子。」
ワタクシ「はうぁっ……!!(鼻血)」
指導者「だいじょうぶですか?」
ワタクシ「いや、ちょっとモーレツに感動しまして……」
興奮と筋肉疲労で半分浮いたような歩き方で退場したのであった。

ダイワテキサス、乗り易いし落ち着いているので御指名も多く、大人気なのだそうだ。
競争成績もよく、種馬にもなったこともあるのに、すっかり乗馬らしくおとなしくなっているのはすごい。

この日、余裕があれば午後にもういちどレッスンか、軽いトレッキングをしようかとも思っていたのだが、
まったくもって余裕がなかった。
特に腕。

無駄に力を入れて汗をかいたのが冷えて、軽い腹痛をおこしてもいた。
もっとも、レッスン終了後すぐに温泉であったまったら治った。
しかし、もう1レッスン入れる余裕はやっぱりない。

シズナイ在住の友人Mさんが、この前日に連絡を入れてくださっていたので、無事にお会いすることができた。
昼食は、Mさんの行きつけのカフェ「BENCH TIME」に連れて行ってもらった。
すごくうまかった。

馬産地のパフェ

↑デザートについてた馬クッキー

そして、そこでMさんからいただいたもの。
それは、「陛下のシッポの毛」だった。
陛下って、陛下って……シンボリルドルフ陛下でまちがいないですか~~?!(鼻血)

あ、誤解のないように書いておくと、正規ルート入手のものです。
つまり、陛下がまだこちらにいらっしゃったみぎり、陛下の牧場スタッフの方がくださったものだそうで。

いやもう家宝にします。

その後、やはりMさんに連れて行ってもらって、コスモバルクと対面。
バルクは、牧柵から首を出して踊っていた。
ほんとに踊っていた。
首を左右に揺らすコはけっこういるが、バルクは軽やかにステップまで踏んでいた。
道営の星の威厳もなんもあったもんじゃなく、非常にかわいらしい。
いやたぶん単に寒かったんだろうけど。

コスモバルク1

こちらが牧柵の前まで近づくと、バルクはしばらく踊りながらこちらを眺めていたが、
やがてきびすを返して反対側の牧柵まで遠ざかってしまった。
しかし、またすぐにこちらに向かって歩いてくる。

??? と思っていたら、こちら側の牧柵に牧場スタッフの方が近づいてきていた。
要するに、放牧時間が終わって、迎えにきてくれたスタッフの方のもとに、バルクはいそいそと近づいてきたのであった。
「待った?」「ううん。ちっとも」(←妄想)という構図である。
いやまあ、寒かったんで早くおうちに帰りたかっただけかもしれんが。

スタッフの方は、我々に「シャッターきりますか?」と言ってくださったが、それはちょっとお手数をかけすぎかと思って遠慮した。
しかし、我々がバルクを撮影する間、スタッフの方はバルクを静止させて待っていてくださった。

コスモバルク2

後脚のラインがすばらしく美しい。
さすが道営の星である。

それにしても、スタッフの方が「シャッターきりますか」と訊いてくださった時点でバルクは牧柵の外にでている。
その彼と並んだ我々を、スタッフがすこし離れた場所からカメラで写すことが可能だということなら、
彼はよほど温和な馬なんじゃないかと推測される。
こないだまで現役だったのにww

この日、カケアシ練習のあいだホルダーにしがみついていた腕の疲労が激しく、翌々日あたりにものすごい筋肉痛がきたら嫌だなぁ、と思っていたのだが、
筋肉痛はその日の夕方にきて、翌日にはほとんど去っていた。

温泉効果、おそるべし。

~続く~
1月7日(金)、今回は素泊まりなので、朝食はニイカップ駅の近くのベーカリーで買っておいたパンである。
なかなかうまかった。
カーテンを開けると、外は爽やかに晴れていた。

ニイカップ温泉1

朝風呂からあがってから、のんびりとシズナイの乗馬クラブに電話をかけた。
今度はつながった。
「今日、馬場レッスンを受けたいんですが、可能ですか?」
「本日は今年の初乗りということでトレッキングをやるので、レッスンは無いんですが、トレッキングが無料になります。
10時からの第1回は満杯ですが、10時半からの第2回には空きがありますよ。いかがですか。」
「是非お願いします。」
「お昼には、乗馬少年団のお母さんたちが作った豚汁がでますので、食べていってください。」
「喜んでご馳走になります。」

というわけで、電話を切ってすぐに、いそいそと出かけていった。

ニイカップ温泉2

一昨年来たときほどではないが、やはり日高は雪が少ない。
その分、道路は凍りついていて滑る。
新冠温泉・ホテルヒルズは、名前の通り丘の上にあるため、幹線道路までけっこう急な坂を下る。
乗馬靴だとちょっと危なっかしいのだが、なんとか転ばずに下まで歩けた。

それにしても寒い。
むちゃくちゃ寒い。
気温を比較すれば普段住んでいる町のほうが絶対寒いはずなのに、骨身にしみて寒い。
ほっかいどの割に冬でも比較的温暖なのが日高のウリのひとつではなかったかと思うのだが、気のせいか?

ライディングヒルズ静内に到着すると、第1回の人馬たちが出発するところだった。
クラブハウスの窓から見送りつつ、騎乗の準備をする。
ヘルメットは持参し、乗馬ズボンと靴は着用してきたが、足首までの靴なので脛にチャップスを巻かなければならない。

実は以前に用具一式を購入した際にファスナー式のチャップスも手に入れていたのだが、(おそらくサイズの問題で)ファスナーが壊れてしまったのであった。
ワタクシの脚は、全体が太いというわけではないというわけではなく、要するに太いのだが、とくにフクラハギが太い。
イイワケさせていただければ、子どものころ陸上部で走り幅跳びをやっていたためと推測される。
若い時分、当時のはやりのスリムジーンズのフィッティングをする際には、フクラハギさえ入ればフトモモもヒップもウエストも問題なく入るので、たいへんべんりだった。
ただ、スリムジーンズだと履いているうちにフクラハギの部分が裂けてしまうことがあったので、その点は不便であった。
要約すると、腓腹筋はワタクシのチャームポイントである。
ただし、今度チャップスを買う機会があったら、ファスナー式のものは避けたいと思う。

というわけでチャップスのみ借用したい旨を述べると、受付の方は少年団の子どもたち2名を呼んで、ワタクシの案内を頼んでくれた。

こちらに来るたびに思うのだが、シズナイ・ニイカップあたりの小学生は、たいへん優しくて礼儀正しい。
もしかするとたまたまイイ子にばかり出会っているのかもしれないが、以前に自転車でニイカップに来たときも狭い橋の上の歩道で自転車の小学生が道を譲ってくれたことがあるし、この騎乗のあとシズナイ駅に行ったらすこし前を歩いていた小学生がドアをあけたままワタクシが通るのを待ってくれていたりしたから、偶然とばかりはいえないと思う。

ライディングヒルズの乗馬少年団の子どもたちも、礼儀正しくアイサツして、馬具置き場まで案内してくれ、
チャップスのサイズを聞かれて
極太で。」
と答えたワタクシのために、
「じゃあ、Lかなぁ。」
「7Lの方が大きかったっけ?」
などと冷静に相談しながら、ちょうどいい大きさのものを探してくれた。

支度を終えてクラブハウスで待機していたら、第1回の人馬たちが帰ってきた。
先頭の小学生は、馬上で腹ばって馬にぺったり抱きついている。
馬体で暖をとっているものと思われる。
窓からそれを見ていたスタッフの方たちが、
「や~、よっぽど寒いんだね~~」
と笑っていた。

乗り手が入れ替わって再び隊列を組み、第2回の出発。
ワタクシは前から5頭目。集団の中間よりやや前の、ほどよい位置であった。
馬も非常におとなしく、従順である。

屋内馬場から出て放牧地の間を通り、舗装道路を渡る前に、徒歩で付いてきてくれているスタッフの方々が、蹄鉄にくっついた雪をハンマーで落としてくれた。

先頭はスタッフを乗せた誘導馬だと思われるが、続く2頭の乗り手もベテランのようだった。
4頭めの小学生がやや遅れぎみなのを、前の3頭はときどきぐるっと巻乗りをして待ってくれている。
小学生もそれがわかっていて、無理に間をつめようとせずにゆったりかまえている。
おかげで、このクラブははじめてのワタクシも、余裕をもって乗ることができた。
そのような配置なのだろう。

青い空、遠い山脈、雪原、枯れた木立、無人の灯台、丘の下に広がる海。
馬上写真を撮りたい気分だったが、集団行動のときに片手運転をしてうっかり暴走でもさせては大変なので、カメラは置いてきてあった。
そのかわり、徒歩のスタッフの方々が、あちこちで写真を撮ってくれていた。
後でいただいたが、残念ながらワタクシの顔が写りこんでしまっているため(←それは写すだろう普通)、公開は控えたい。
美しい景色と清浄な空気の中、のんびりと馬上散歩を楽しむことができた。

問題は、寒さである。
なみあしだと、馬上で体を動かすことはほとんどない。
革手袋をはいて(※ほっかいど方言では、手袋は「はく」ものである。)いたにもかかわらず、たづなをはさむ薬指は冷たいのを通り越して痛くなってきた。
通常の靴下ではなく、登山用のものをはいてこなかったことを後悔しはじめたころ、出発地点兼ゴール地点の屋内馬場に到着した。

そのあとクラブハウスでいただいた温かい豚汁がどれほどうまかったかは、ご想像いただけると思う。
豚汁2杯、汁粉1杯、しっかりご馳走になったうえ、
シズナイ駅までスタッフの方に車で送ってもらってしまった。
みなさま、ありがとうございました。

帰りの車の中でスタッフの方にうかがった話では、日高でここまで冷えるのは一冬に数日だそうだ。
この前日から2~3日の間が、この冬一番の冷え込みになるだろうとのことである。
どうやら「台風の目女」の霊験は、快晴の天候とともに寒波まで持ち込んでしまったらしい。

ニイカップ温泉3

↑ますます晴れるニイカップの空。

この日の午後は、温泉であったまり、持参の文庫本を読み、太平洋の海の幸を味わって、ゆっくり過ごした。

~続く~
翌1月6日(木)、吹雪の中を(ご苦労なことに乗馬ブーツを履いて)、実家から最寄の地下鉄駅まで2分間歩く。
サッポロ駅のホームに入線した、ハコダテ行き特急北斗も雪まみれだった。

特急北斗

出発してしばらく、車窓から吹雪を眺めていたわけなんであるが。

北斗車窓1

列車が進むにつれて、なんだか晴れてきた。

北斗車窓2

トマコマイ駅に降り立ったときには、すかっと快晴である。
結局、ワタクシが吹雪の中を歩いたのは、最初の2分だけであった。

しかし、乗っていた特急列車は数分遅れ、K子さん宅の最寄り駅(※特急が停車しない)まで戻るために乗り換えようと思っていたサッポロ方向行きの普通列車は定刻発車だったらしく、乗れなかった。

改札口を出て、普通列車に乗り遅れた場合に利用しようと思っていた市営交通のバス停まで行くと、
そちらも定刻発車だったらしく乗れず。
こちらは吹雪いてないんだから当たり前である。

第3の手段として考えていたサッポロ行きの高速バスに、なんとか乗車。
あせってうろうろしたため、駅のコインロッカーに預ける予定だった大荷物(着替えと洗面道具と乗馬ズボンとヘルメットと文庫本)は、担いだままである。

この間に、サッポロからトマコマイ行きの高速バスでこちらに向かっていた友人R嬢よりメールあり。

「吹雪で高速が渋滞しててバスが遅れます。」

ワタクシが乗った逆方向からのバスは、高速に入る前にK子さんちの最寄バス停に着くので定刻どおり。
R嬢に到着報告のメールを送ると、折り返し返信がくる。

「こちらはまだ時間がかかりそうです。先にK子ちゃんちに行っててください。」

ちなみに、R嬢宅の新年会メンバーは、R嬢の紹介で出会うまで互いに面識の無かった間柄である。
ここ数年、毎年正月にR嬢宅で会う他には、特に友達づきあいがあるわけではない。

そこんちに、仲介者のR嬢抜きで、単独で訪問するのかよ。

と、虚空に向かってツッコミを入れながらK子さん宅を単独で訪問。

K子さんと同市在住のKIちゃんと久闊を叙しているうちに、R嬢たちも到着し、
赤子3名・大人6名(ワタクシのみじゃっかん年齢高めですが)で新年会がはじまった。

乾杯の前にK子さんが言った。
「授乳中の人が多いからノンアルコールビールなんだけど、幾狭さんそれでいい?」
なぜ、特にワタクシにことわりをいれるのかは謎である。

R嬢のトモダチは、みんなノリが良くて、エキセント(ry……個性的で面白い方ばかりだ。
どうも、R嬢という人は、面白いトモダチのコレクターのような気がする。
もしかして、ワタクシもコレクションのうちですか?

面白い人には、面白いツレアイがつくらしい。
K子さんのダンナさんは、この朝出勤する前に、生後数ヶ月の我が子に
「おともだちが来るけど、ちゃんとアイサツできるかな? いいかい、こう言うんだよ。
『やあ、よく来たね! 上がってミルクでも飲んでいってよ!』」
と、語りかけていたそうだ。

アイサツはともかく、お互い興味津々でお見合い状態の赤子3名は、ハタで見ていてなかなか面白かった。

赤子1 赤子2 赤子3

(※プライバシー保護のため、あっちゃ向いてる写真のみ使用しております。)

もうしばらくこれを眺めていたかったし、だべるのも楽しかったし、料理もたいへんうまかったのだが、
できればこの日のうちにどっかで騎乗したい、という野望があったため、ワタクシは早めに辞去した。

しかし、トマコマイ郊外の乗馬クラブに行って帰ってくると日高方面行きの終列車に乗り遅れる危険があったため、すぐ次の列車に乗ることにした。
シズナイまで行って、シズナイの乗馬クラブで乗るという手もあるなぁ、と考えるが、鈍行列車に揺られているうちに眠くなってきて、結局ニイカップで降りた。

すっかり日が落ちて暗くなっているためか、非常に寒い。
現在ワタクシが住んでいる町ほどは気温が低くはないはずなのだが、海風のせいか体感温度がものすごく低い。
地元では氷点下30度の日にも無帽で出歩いたりするワタクシだが、この寒風には帽子が欲しい気分になった。

ホテルに着いて夕食をとり、温泉に入る前に2箇所に連絡をとろうと考えていた。

まず、シズナイの乗馬クラブに明日の騎乗予約をいれようと電話をかけた。
つながらなかった。

次に、シズナイ在住の友人Mさんにメールを送っておこうと考えた。
入力の途中で沈没。

結局その日はそのまま寝てしまい、温泉には翌朝入ることになる。

~続く~
「雨男」とか「晴れ女」とか、なにかイベントに関わると特定の天候に見舞われる方にもいろいろいらっしゃると思うが、
ワタクシの場合は旅に出ると、自分は「台風の目女」だ、としか表現しようの無い事象に度々遭遇する。

スキーに出かければ、直前直後に吹雪に遭って、自分が滑るときだけぽっかり晴れる。
台風や暴風雨で運休していた列車が、ワタクシが乗る予定の便から復旧することも数度。
同じことが飛行機でもあった。
自転車旅行の出発前日に台風が来て、行き先までの道のりの複数の橋が通行止めになっていたが、ワタクシがちょうど通りかかるタイミングで開通する。
夜行列車(今はなき「快速ミッドナイト」)に乗って函館から札幌に帰り着いた朝に「北海道南西沖地震」。

あるいは、ワタクシが訪れる予定の地域を直撃する予報だった台風がその近隣地域にそれてしまったり、ワタクシが行動する予定の日に直撃するはずの悪天候がその前後の日程にずれこんだり。
ある意味ハタ迷惑である。

実家に帰省すると、母が言う。
「雪が降るはずだったけど、あんた来たから晴れたわ。」

この正月は、日高へ旅立つ前に、両親とイワミザワの温泉に行ったのだが、
そのときも雪の予報が快晴になった。
母は、
「あんたと来たから。」
で納得。
ワタクシは、たのしみにしていた歩くスキーのコースが雪不足で開かれず、ちょっとがっかりであった。
好天気でおおむね嬉しいのだが、たまにこういうこともある。

さて、いざ日高へ向かうぞ、という日の前日、母から
「明日から天気荒れるらしいよ。」
と聞いた。
さすがに、イワミザワでこの正月の「台風の目女」の霊験も使い尽くしたかと思うが、
今回の日高旅行の目的は乗馬で、冬場のレッスンは屋内馬場で行われるから吹雪でもあまり関係ないや~、
とヘラヘラしていた。

ところが、ニイカップの乗馬クラブに予約を入れるため、ホームページを開いて電話番号を確認しようとして愕然。
その翌々日まで、そこの乗馬クラブが休業だったんである。
ニイカップのホテルには、既に翌日から予約を入れてある。

しかし、胆振・日高地区には、ビジターでもレッスンしてもらえる乗馬クラブが複数存在するのである。
とりあえず、翌日はサッポロ-シズナイ間のSきっぷでも途中下車できるトマコマイの乗馬クラブに予約を入れよう、
そう思ってネットで検索をかけていたら、携帯電話が鳴った。

かけてきたのは、サッポロで臨時採用の仕事をしていたときの同僚。サッポロ在住。
毎年正月に彼女の家に仲間が集まって新年会があり、日程が合えばワタクシもだいたい参加させてもらっている。
そのお誘いだろうと思い、今年はタイミング悪く日高旅行と日程が重なっちゃったなぁ、と残念に思いながら会話していると、なにやら彼女の話の歯切れが悪い。

そのうち、やっと本題の新年会の話になった。
「あのね、去年、K子ちゃんとOちゃんが結婚して出産したから、今年は新年会は無理かなぁと思ってたんだけど、
K子ちゃんの嫁ぎ先と、KIちゃんの今の住所が近くて、Oちゃんともう1人出産した友達もコドモつれて行けるっていうから、K子ちゃんちで昼にやろうかって話になって、幾狭さんもどうかなって……。
でも、あのね、ゴメンね、K子ちゃんち、トマコマイなんだけど……来られそう?」
「あの、ワタクシ、明日トマコマイに行く予定なんですが。」
「なんですか~その偶然は~?!」

~続く~
2011.01.01 謹賀新年
あけましておめでとうございます。
ご訪問ありがとうございます。
おかげさまで、ほそぼそながら続いております。
今年もどうかよろしくお願いいたします。

以下、日記ですが、本題は最後の3行です。

サッポロの実家に帰省中です。

元日は、下戸の両親も、縁起物ということでちょっとは飲みます。
お神酒がわりにビールの350mlを1缶開けました。
父母とも、お酒の定量はビールをワンフィンガーです。
父などは、これ以上飲むと顔色が赤黒くなり、
息も絶え絶え・心臓バクバクになって床につかなければなりません。
弟は仕事の都合で正月に帰省できないんですが、
いてもお神酒どころかアタマからウーロン茶の人です。
ビールの残りはワタクシが空けることになっておりますので、
銘柄はヱビスです。

ついでにいうと、父方の伯父は、奈良漬たべて引っくり返ったという伝説の男です。
ビールコップに1杯が定量の祖父が、父方では酒豪の部類でした。
世間の基準ではそんなにお酒が強くないはずのワタクシが、
この一族の中では大酒豪扱いです。

母方の伯父達は、それほど強くはないのですが、じゃっかんたしなみます。
あれはワタクシがまだ実家に住んでいたころなんで10年以上前のことになりますが、
トーキョーに住んでいる伯父が、ジョニーウォーカーのスウィングを手土産にこちらを訪れたことがありまして、
こんな家族構成ですので、相伴はワタクシでした。
なにしろジョニーウォーカーのスウィングでしたんで、感激して飲んでいたら、
なんか、伯父の方でも嬉しかったそうです。
それ以来、毎年年末には、実家宛にうまいお酒を送ってくれます。
実家宛といいながら、実質はワタクシ宛なわけですが。

というわけで、今日は朝から久保田の萬寿がでましたよ。
ワタクシ、うっかり一瓶空けてしまいました。
たいへんうまかったです。
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