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2008.12.30 真上に降る雪
JRタワーホテルサッポ○の22階に、スパがある。
帰省のためにおおにもつを抱えて半日列車に乗っていたらものすごく肩が凝ってしまって苦しかったので、温泉とマッサージでなんとかしようと思ってそのスパに行った。
残念ながらえらい混みようでマッサージはできなかったのだが、温泉に漬かってちょっとの間ぼ~~~~っとしていたら、肩凝りは多少は緩和された。

そんなわけで、風呂上りの休憩室で、読みかけの本を持ってこなかったことをちょっとだけ後悔しながら、雪降るサッポ○の街並みをぼんやりと眺めていた。
休憩室(リラクゼーションルームとかなんとか、舌を噛みそうな名前だが要するに休憩室だ)の窓はほとんど壁一面ガラスという大きさで、駅の北側、役所関係の高層ビルなんぞが整然と立ち並んでいるようすがよく見える。
このへんも、初夏には街路樹の緑が鮮やかで心和む眺めだったりするのだが、今の時期はひたすら灰色である。
とはいえ、モノトーンの景色にふわふわと雪の舞いおりる風景もけっこう綺麗だ。
しかし、なんだか違和感があるなぁ。
と、思ってからしばらくして、違和感の正体に気づいた。
雪がふわふわと、真上に向かって舞い上がっているのだった。

多分、ビルの影響で気流が普通とちょっと違っているのだろう。
よく見ると、建物からすこし離れたところでは、ゆっくりではあるが雪は下に向かって落ちていっている。
へぇ~~~、と思いながら見ていると、しばらくしたら雪はゆっくり下に舞い降りはじめた。
それからまたしばらくすると、またふわふわと真上に向かってゆく。
それを延々と繰り返しているのだった。
そしてまたそれを延々と眺めていたら、なんだかイイ感じにぼんやりできて、ノーミソの疲れもずいぶん緩和されたのであった。
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12月25日がシューギョーシキだったので、クリスマスは無かった。
以上。

……では日記にもならんので一応クリスマス的なことを書いておく。(遅ればせながら。)

12月24日、一緒に23時まで残業していた女性同僚には、μちゃん(仮名・5歳)というマナムスメがいる。
その日の朝、同僚が
「お母さん残業で今日は遅くなるから。」
というと、μちゃんは憤然として
「え~っ?! 信じられな~い! だって、今日クリスマスイブだよ~!!」
と言ったそうだ。
「サンタさんが来るんだよ~! オトナだって、ちゃんと家にいなきゃ!」
なのだそうである。
同僚が
「でもねぇ、明日シューギョーシキだから、残って仕事しなきゃ。シューギョーシキができなかったら、冬休みが来ないんだよ。冬休みが来なかったら、お母さんずっと仕事だからμと一緒にいられないよ。」
というと、μちゃんは、
「……いってらっしゃい。」
と、不承不承納得してくれたそうだ。
愛いやつじゃ。

二人とも23時で仕事が終わったわけではないが、根気の無いワタクシが
「もー限界。はらへった。眠い。帰る。」
というと、μちゃんママも、
「じゃあ私も。」
と言って、二人で一斉に帰る。
似たような状況のときは常にそうなる。
彼女は一人で夜中のガッコーに残るのは怖いのだそうだ。
愛いやつじゃ。

12月25日、シューギョーシキが終わり、ショクインカイギと、そのあともう一本ワタクシがしきらねばならんかった会議をなんとかかんとか済ませ、「今日は早く帰るぞ!」と鼻息を荒くしているところへ、同じ住宅の上の階に済んでいる女性同僚のνさん(同年代・独身)が、ひゅひゅひゅっと近づいてきた。

νさん「……ワタクシ、今晩、幾狭センセーを狙っているんですが。」
幾狭「狙われていますか?!」
νさん「ばんごはんのご予定は?」
幾狭「おもいきり空いています!!」
νさん「では。」
幾狭「ぜひ。昨日のリベンジを。」
νさん「ごきぼうは?」
幾狭「昨日のリベンジですから、なにかチキン……的なものを。」
νさん「そうですね。トリ……っぽいものがいいですね。」

ふと気づくと、この会話を聞いていた周囲の同僚が笑い死にしそうになっていた。

そんなわけで、四十路独身女性2名は、地元の焼き鳥屋でジョッキをかたむけつつ、無事にクリスマス的ななにかを祝うことができたのであった。

世界の平和を祈念して乾杯。
2008.12.14 みっつの願い
先日、ケーキ用のスクエア型を買ったら、レシピがついてきた。
ブラウニーに心惹かれて、作ってみようと思ったのだが、材料のうちピーカンナッツはこのへんでは売っていない。
次にサッポロあたりに出かけたときにでも買ってくるとして……次に行けるのはけっこう先の話だよなぁ。
と、思っていたら。
一昨昨日、職場に週一回きている語学教師のアメリカ人が、なぜだか職場のみんなに殻つきのピーカンナッツを配ってくれた。
しかも、あました同僚がなぜだか残りのピーカンナッツをワタクシにくれるのである。
なにか、強く願うとかなえてくれる天使様でもいるのだろうか。

おかげさまで、昨日めでたくブラウニーというものを焼いて食うことができた。
うまかった。
ごちそうさまでした。

それはともかく、

ほんとうは、昨日から今日にかけて、ブカツセイトをインソツして、この地域の某ブの合同強化合宿(泊まり)に出ていなければならないはずだった。
しかし、ここ2・3日、ワタクシはけっこうキツい風邪ひきで、インソツはユーウツであった。
インフルエンザだったら休まなければならないところだが、あいにく微熱以上には体温があがらず、まちがいなくただの風邪である。
覚悟をきめてキョーリョクな風邪薬をしこみ、合宿に行く支度をしていたら、ホゴシャの方々から続々と欠席連絡が入ってきた。
もともと人数の少ないウチのブカツセイト全員が、風邪もしくはインフルエンザで倒れ、合宿への参加は中止となったのである。

……もしかして、天使様ではなく、悪魔様だったのだろうか?
さっき、あらいものをしながらふと思った。

ブラックゴーストは9体のプロトタイプサイボーグをつくるにあたって、なんだってまたあんなに正義感の強い人間ばっかり9人選んじゃったんだろう。
たしかにBGの下っ端は、サイボーグに改造する被験体をスカウトするにあたってかなりランダム(というかいきあたりばったりというか)に選んでいたようだった。
その結果集まったのが偶然あのヒトビトだったのだろうか。
それとも、ランダムに人を集めると、9人くらいならみんな良心的な人になっちゃうぐらい、ヨノナカは良心的なヒトビトで占められているのだろうか。

なんにせよ、BGは被験体を選ぶにあたって、もうちょっとそれらのヒトビトのメンタル面が自分達の組織に適合しているか調査するべきであっただろう。


……ひさしぶりに書いたと思ったらこんなネタで失礼しました。